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なかったことにしてはいけない

三日三晩、早馬を走らせ、途中で馬を替え、報せを届けた直後に息絶えた者がいた、という話があります。

なんともすごい精神力です。凄まじいばかりです。

戦国時代の人は、私たちと体の構造が違うのではないかと思いきや、働き過ぎによるとされる死は現代でもあります。

いわゆる過労死というやつですが、「過労死は過労で死ぬのではなく、過労死といわれるものの本当の原因はストレスである。人はどんなに忙しくとも、好きなことをして死ぬことはない、やりたくないことを無理やりやらされて死ぬ」と。

ふつうなら、どんなに嫌なことを無理やりやらされたとしても、死ぬ前には疲れて動けなくなるか、寝てしまいます。だから死ぬことはありません。これが人間の生理です。

しかしその生理的なものを無視した結果、死んでしまうことも実際にあります。多くの場合、自らの意思で無視するのではなく、無視せざるをえない状況に陥ってしまうのです。こうなると、自分が疲れていることがわからなくなり、働き続ける。疲れていないのではなく、疲れてはいるけれど、その疲れをないものにしてしまいます。また疲れているはずなのに神経がたかぶり眠れない、ということもあります。

こんなときは、まずは疲れを自覚し、そのうえで疲れを癒す。これが大事です。眠れないなら眠れるようにする。

体は、「疲れた」という感覚以外にも、さまざまな症状で身の危険を知らせてくれます。頭痛、腰痛、胃痛、顎関節痛、めまい、突発性難聴、蕁麻疹、帯状疱疹、気力がわかない、イライラする、などなど。

体は何事もなければ何もいわずに、黙って、健気に働いてくれます。しかし、体に異変が生じたとき、そのときはしっかりとその声に耳を傾けてあげてください。

読んでくれてありがとうございます。

なるべくなら早いほうがいいですね。

ストレスと好きなこと


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