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「詩」砂

あなたが私の足を 砂で埋め始めた
目を瞑ってしまいたかった
それでも あなたから目を離せなかった

あなたは私の 片足を埋めて消えた
サラサラとした砂は すぐに風に消えた
私は青い空と共に ここに残された

あなたのいない世界では
私はただ 眠っていたかった

目を閉じていたら あなたは私の全てを
深く暗い土の底へ 埋めてくれたのだろうか

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