仕事について考える
「仕事のために生きるなんて絶対してほしくない。人生を豊かにするために仕事をしてほしい。」
本部長に言われた言葉が今年の私の心にはしっくりきたので、今回はこれをテーマにしてみる。
私の会社の本部長はとても気さくな人だ。
一年目の秋、部署異動が不安だと言うと、業務中に呼び出し、パフェを奢ってくれた。
泣きながら奢られたパフェを貪り食う激ヤバ新社会人の相談に乗ってくれるのは、気さくとは違うかもしれないが、とにかくそういう人だ。その節はほんと〜に心配と迷惑かけちゃったなと深く反省している。その後入った部署はみんな優しく、良い部署に配属してもらえてありがたかった…。その上配属前に本部長主催で焼肉パーティーも開いてもらった。駄々こね社員に至れり尽くせりである。
あと、社員と仲良くなりたいから!と言って、雑なメールを欲しがったりする。(リクエストにお応えしてバカでかいナンの写真、ペットの亀の写真、客先のエントランスが回転扉で興奮した旨のメールを送ったことがある。)
去年も部署で飲み会をした時にこんなことを言っていた。
「たとえば僕が牧場主で、みんながその中にいるとすると、牛さんとか羊さんみたいにのんびり草を食べたり駆け回ったり好きなようにしていてほしいんだよね…」
…書き出したらなんだかヤバい文章かもしれませんね笑
自分で言うのもなんだけど、私は仕事に対して責任感があるタイプだと思う。中学で厳しい運動部に所属していたせいか、組織に貢献しなければ…!と言う気持ちも強い。
あと、疲れを自覚できない。難題。
なので無理をして体調を崩したり、疲労で仕事の効率が落ちたり、本末転倒になることもままある。
去年までは、本部長の話を聞く度に(ビジネスなのに!?)(利益を追求したくならないの!?)(組織を運営するものとして甘いのでは…)と、泣きながらパフェを奢ってもらった身にも関わらず、そのゆるさに驚いていた。
でも、仕事のために生きるのは嫌だなぁ。とか、
職場で得たものってたくさんあるよなぁ。と、改めて考えてみた。
たとえば、仲良くなって休日に遊ぶようになった同期、出張先のポケモンセンターで一緒にお菓子の大人買いをした先輩、自分より何十歳歳上の人と気兼ねなく喋れるようになったり、自信があるように振る舞う方法、プロジェクトで場を上手く回す方法(できてるのかわからないけど!)なども今の会社で学んだ。
自分をすり減らすことなく、人間性を磨いたりいろんなものをインプットしたり、アウトプットして実験する場所!と思ったらなんだか面白いかもと思った。
あまりにも会社に行きたくない時や、残業続きになってしまってちょっと疲れた時は、会社はお菓子を食べに行く場所🥺と思うようにしている。(舐めすぎ)
会社の引き出しの1段目と2段目に入れたお菓子を食べるために、明日も出社する。
お菓子を食べることも私の人生を豊かにすることだからだ。
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