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再会するまでの手記 2 占いで見えた彼の心と再会までの戦略

夢のおかげで自分の目標はハッキリしました。

『来年再会できるよう経営者として自立する』

ほどよくリズムのいい目標を体に染み込ませます。心はメラメラ燃え上がって、希望で満ち溢れてる。ひさびさに目の前の世界がキラキラして見える。

だけど、1人じゃ少し不安だったのです。
応援して背中を押してくれる人がいるといいな。と思うも、知り合いに言うにはまだ早い。
なぜなら、何人もの人に「そんなクズ男、諦めなよ。」って言われてきたからです。

そう、彼はいわゆる「クズ男」の代表例なのです。狡くて嘘つきで自分のことばっかり考えてる、そのくせ人当たり良くて優しく振る舞うのが上手な人。
ひどい人なのはわかっています。
でも、そんなひどい部分も含めて彼です。そこも含めて愛しています。

ただ、それは知り合いに言ったところで伝わる可能性は低いんですよね。わたしのモチベを下げるのは容易に想像つくので、まだ話すのはやめとこうと、決めました。

てことで、占い師に話してみることにした。

正直、占いは信じていないですが、とりあえず誰かに話したかった。それが占い師という立場だとちょうどよかったのです。
占いってカウンセリングみたいな使い方ができると思っていて、言ってほしい言葉で背中を押してもらったり、つらさを和らげてもらったり、自分のための時間を過ごせます。

ただ、不安なことが一つ。占星術とかで誕生日を聞かれる可能性があると、当たる可能性が低くなります。なぜならわたしは、彼の誕生日を知らないから。

「好きなのにそんなことある!?」
って思うかもしれません。
いや、わたしも年と月までは知ってます。日にちを知らないだけです。
というのも、誕生日を聞いた時に「7月」とだけ教えてくれたんですが、あえて日にちを言わなかったのは、きっと教えたくないからだと思ったのです。そんな彼の気持ちを尊重したいから聞きませんでした。

「そういうところが都合がいいんだよ」
って思うかもしれません。
でもそれでいいんです。そんなわたしを「都合のいい女」として見ることもできるし、「相手の意思を尊重するやさしい人」として見ることもできます。
わたしは後者で解釈をします。
アドラー心理学の5大理論の1つ「仮想論」ですね。つまり「人はみんな勘違いで生きている」ということです。
都合のいい女として見るのも、「相手の意思を尊重するやさしい人」として見るのも、どちらも勘違いなら、人にも自分にもやさしい勘違いをしたいのです。
何より、わたしだけが幸せになりたいんじゃなくて、彼と一緒に幸せになりたいと願っています。彼がまず幸せじゃなかったら始まらない。
もちろんわたしも幸せなのが大事だけど、わたしは彼に出会えただけですでに幸せです。好きって最強ですね。

と、前置きが長くなってしまったけど、電話で占ってもらいました。

彼がわたしに連絡を返さない理由

まず、占い師に言われたこと。
🔮「彼は負け犬だと思われるのを怯えています。それが怖いので、自分をよく見せるために、本当のことを言いません。本当のことを隠して接してるので結果的に偽の自分を見せる不誠実な人です。
そんな不誠実な人とまた仲良くなりたいんですか?

「はい。なりたいです。」
わたしは即答しました。

「恋人じゃなくていいので、友達としてでも、仕事の関係でも、また仲良くなりたいです。」

タロットを見ながら占い師は教えてくれます。
🔮「一般的に友達の関係でもある程度本当の自分を見せて誠実さがなければ長くは続かないものですが、彼は基本的に女性とは友達ですら長続きする気がありません。負け犬だと思われるのが怖くて本当のことを言えないからです。なので短いサイクルで一緒にいる相手を変えます。」

なんと最低な人だ、関わるのはやめとこう。と、普通の人なら思うはずです。
でもわたしは「チャンスじゃん!」と思いました。
負け犬と思われたくなくて本当の自分を出せずに孤独になっちゃう彼がかわいいな。そんな彼の良き理解者になりたい。安心して素で振る舞える相手になりたい!その枠空いてそう!!
と、むしろ嬉しかったです。

そう思えるのは、やはりアドラー心理学の影響だと思います。
アドラー心理学では、対人関係の基礎は「信頼」で成り立っていると考えます。「信用」や「懐疑」ではなく。
もちろん、信頼ばかりしていたら裏切られることもあります。それが怖くて、人を信頼するのは難しかったですが、ある文章で意識が変わりました。

「だまされて利用されることもあるでしょう。しかし、ご自身が裏切った側の立場になって考えてください。あなたから裏切られてもなお、無条件に信じ続けてくれる人がいる。どんな仕打ちを受けても、信頼してくれる人がいる。そんな人に対して、あなたは何度も背信行為を働くことができますか?」
岸見一郎『嫌われる勇気』

これを読んで、信頼した先にある深い人間関係に心底ワクワクしました。水を得た魚とはこれのことかと。
「信頼しよう。それが幸せだから。」と自然と思えたのです。

そんな感じで、わたしが彼を思うハチャメチャ理論は理解していただけたでしょうか笑

脱線しちゃったのでまた占いに戻ります。

占い師は言いました。
🔮「出会い直しが必要です。今のままの自分で行っても相手にされません。マッチングアプリで別人として登録して、関わるのはどうでしょうか?」

ええ、そんな、、
「それはさすがにできません」
と言いつつ、今のままの自分で迫っても相手にされないという言葉に納得がいく。

「わたしは経営者として自立してから1年後くらいにまた連絡したいんですが、この方向性で合ってますか?
恋愛としてではなく、友達として仕事としてでもいいし、困った時に助けられる力をつけてから会えば相手にしてもらえるんじゃないかと思ってます。」

🔮「いいですね。肩書きが変われば出会い直しもできます。いわゆる「使える奴」としてでも会いたいのであれば可能でしょう。それも、短期でではなく1年という長いスパンでなら可能性も高いです。」

なるほど、光は見えてきました!
占い師からの助言を得ながら戦略が立ちました。

会うための戦略

  1. 経営やアフィリで自立して自己を高める

  2. 肩書きが変わった自分で出会い直す

  3. 人脈や情報を提供できるメリットのある人だと思わせる

  4. メリットを提供して関わる中で距離を縮める

重要なポイント

  • 「好き」と迫っても嫌がられるから「使える人」として関わろうとする

  • 長期戦でいく

ということですね。
わたしにとってはワクワクする目標を立てられました。
坂口恭平先生いわく「明確なゴールを設定すると流れ始める」そうなので、ゴールは大事です。

と、ここまで、ワクワクするわたしについてこれたでしょうか?
大半の方は、読んでて心地悪いだろうと思います。
次回は、そのことについて考えてみましょう。

いつも本当にありがとうございます!いただいたサポートは大切に使わせていただき、作品として還元いたしますのでお楽しみに!!