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ジャズの日

さてさて。今日はもっぱらjazzの耳だった。
朝から散髪に行き、ニ件のレコード屋を巡り、そこで私は二作品と出会った。

Come morning
Grover Washington, Jr
1981 Elektra Records
Printed in USA
俺がグローバーワシントンジュニアを知るきっかけになったのは、1980年リリースのアルバム「Winelight」に収録された一曲、"Just The Two Of Us"
大好きなBill Withersがゲストボーカルとして迎え入れられたこの曲は、彼の優しい歌声がワシントンのサックスと見事に調和した(するに決まっている)
まさに"不朽の名作"だろう。
いかんいかん。対象がずれてしまった。
grover Washington JrのWinelightは大ヒット。
スムーズジャズの先駆けと評される大名盤に。
その翌年にリリースされたのが、今回手に入れた「Come Morning」である。
この作品は前作と比較しても半ば変わらないほどの出来だ。申し分ない。
しかし大ヒット作の影に隠れがちで、なかなか日の目を浴びることがない。"There is strong shadow where there is much light"ゲーテよ、その通りだ。しかし名言ってのはなんとも不確かであるとつくづく思う。名声のある人間がどこからか引用してきたものかもしれない。その全てが自分の口から出たとは決して思えん。証明しようがないですし。
また逸れた。
日の目を浴びないと言ってもそれはあくまで彼の作品の中で、という意。全体的にみたら、そりゃこの作品も脚光を浴びているに違いない。
そゆことなんだ。歪曲報道とは。
マスメディア側も情報を受け取る側もリテラシーが求められる時代。複雑な世の中。
しかし今日はどうなっているんだ。
脱線の連続である。あ、この表現。まさにシュルレアリスムの典型じゃないか。
すみません。軌道修正します。
A面のトップバッター「East River Drive」はPaul Griffinのシンセサイザーに、彼のサックス、そしてリズミカルな曲調。
初手から彼の世界に惹き込まてしまう。
続々と流れる曲はどれも一級品で途中退出は不可。
なんとも恐ろしい作品だ。堪らない。

The Amazing Bud Powell Vol. 1
Bud Powell
1955 (12inchLP) Blue Note Records
Made in Japan
一枚目で書きすぎたせいかガス欠かつ時間に追われているので簡潔に。
飛びながら生きている心地がする!!
カラスだけど毎食ミシュラン三ツ星のコース料理を食べている感覚。
以上。

ビールが残り二本となった。
チリ産の廉価ワインと早く仲直りをせねば。

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