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自家焙煎への道 〜販売編その4

コーヒーはブラジルだけ。ロゴは美術科に進学した娘に作ってもらった。
100g入りと50g入りの2種類。
青空市は2時間だけの開催なので、沢山は用意しなかったけど、もし売れなかったら自家消費になる。

いよいよ当日。
まだお岩さんの顔で左目から涙が出ていた。ちょっと不安だったので、小6の息子にお手伝いを頼んだ。
3月とはいえ、信州はまだまだ寒い。
青空市だけど、場所は公民館の中だった。会議で使う様な長机をお借りして商品と試飲用のコーヒーと紙コップを並べた。
もちろん商品はコーヒー豆だけなのですぐ並べ終えた。
辺りを見渡すと、みんな長机に様々なデコレーションをしていた。
なんと〜‼︎そうか‼︎そりゃそうだ‼︎
公民館の長机であっても、小さな自分のお店だと思えば商品を魅力的に見せる努力は必要なんだ‼︎
…もう始まる前から敗北感でいっぱい。
私の長机のなんと寂しそうな事。
…とほほ。
初めてってそうなるよね。
さあ、そろそろ開始ですって担当者さんのアナウンス。
息子にお客さんが来たらこう接客するんだよって教えようとした時、「子ども向けケン玉教室始まりまーす」に息子は走って行ってしまった。
…ぽつん。
仕方ない。お岩さん顔で地味長机で頑張るか…。

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