見出し画像

私、アセクシャルなんで

公言してる割には話してなかった気がする。

私は身体も心も女ですが、恋愛感情も性的欲求も無いアロマンティック・アセクシャル、無性愛者、通称アセクです。

要するに、恋が出来ない女です。

LGBTQ+の世界に長年いるレズの友達にノンセクかもと打ち明けたところ、それはアセクじゃない?と言われ、改めて調べてみたらそっちの方がしっくり来るなと思い、アセクシャルを自認することにした。

アセクシャルなのはもともと恋愛体質ではないこともあり先天的だけど、過去恋愛関係でいい思いをしたことがないので、後天的でもある。


あの俳優かっこいい、あのモデル可愛い、煙草吸う仕草が好きなんか胸キュンに近い感覚はもちろんあるけど、それは恋愛対象的の意味の好きではなく、”人”としての好き。

一念発起して恋愛頑張ろうと思い行動しても、相手方から言い寄られても、心がN極とN極のように反発してしまい、結局疲れてしまった。

アセクシャルにとって「男作りなよ」は「いくら嫌いの?ここのは高級なやつだし1度食べてみなよ」と無理やり嫌いな食べ物を食べらせられようとするのと一緒だ。

人生で一番苦手なことが恋愛なんだ、無理強いしないでくれ。


そんな話の流れで、ブチっときてしまう言葉がたまにある。

女の子が髪切ったり服買ったりしたら「男出来たの?」と聞かれる。

例えば仕事、医者になったとして、その理由を問われれば「人の命を救いたい」「お金持ちになりたい」「親が医療関係だから」など理由は様々だが、大体は自分のための理由だ。

なのに、女の子が可愛くなると、第一声が可愛いでも、似合ってるでもなく「男出来たの?」という人がいる。

その返し、シンプルにうざい。

自分が髪切ったり、服買ったり、メイクしたり、好きで身に纏っているのに、そう言われるの飽き飽きだ。

自分の好きな自分でいたいだけで、誰かのためになんてやってない。

自分のなりたい容姿ぐらい好きにさせて欲しい。

最近少しずつカミングアウトしていて、まだアセクシャルという言葉に馴染みはなくとも、受け入れてくれる人が多くて安心している。

アセクシャルの自分を隠すつもりなんてないし、なんなら自己紹介で「名前は私です!出身はどこどこです!趣味はどれどれで、属性はアセクシャルです!よろしくお願いします!」と言えるぐらい心では堂々としているつもり。

ポケモンみたいにオスメスどちらでもないに加えて、水、炎、草みたいにLGBTQ+もタイプ化したらポップで受け入れやすいかもしれないし、面白いな。

小学生のときは自然と全員女はこどもを産んで母親になると思ってたけど、中学生あたりからそもそもこどもが欲しい願望すらないこと、HSPで人と長時間過ごすことが苦手なため結婚もしたくない、割り切って1人で生きてこうと決めたここ最近。

恋愛以外の仕事、貯金、趣味、生活を頑張ることにした、1人で生きてくために。

脱、恋愛至上主義社会。


あ、最後に。

恋愛しなくても楽しいし、1人が好きだから1人でも楽しいし、いい人紹介するとか、まだ出会ってないからとか、余計なお世話とお世辞はいりません。


今日の1曲

最近のお気に入り


最後までお読み頂きありがとうございます!頂戴したサポート代はライブハウス支援に使わせていただきます。