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出張バリスタ始めてみました!

どうも、岩内町地域おこし協力隊のおおなぎです。

最近はマイナス気温が当たり前の北海道生活にも慣れ、
晴れて北国の女に生まれ変われそうです。

今日は私の地域おこし協力隊としての現在のメインの活動
「出張バリスタ(凪カフェ)」についてお話しします。

カフェのない町に来ちゃった

コーヒー好きが転じて、バリスタとして初めて働いたのはオーストラリアのローカルカフェでした。当時はそれが天職なんじゃないかと思うくらい、お客さんと話してコーヒーを淹れて楽しむ、この仕事が大好きでした。

しかし、ビザが切れて帰国後の日本は、コロナ禍で接客業界が落ち込んでいて、
天職(好きなことを仕事に的な綺麗ごと)どころではありませんでした

そしてやっとの思いで地域おこし協力隊として就職、移住した岩内生活。そんななかで気がついたのはこの町にカフェがないことでした。
(喫茶店はあるんだけどカフェがない)

そしてみんなが口を揃えて元バリスタの私にこう言いました。

なぎちゃん、バリスタならカフェ作ってよ!

喫茶店も雰囲気があっていいのですが、若いひとたちやママたちが行きやすいのが、カフェ。「私なんかじゃできないですよ」と言いつつも、心では「確かにあったらいいよな」と思ってました。

周囲の期待に便乗

みんななんとなくお世辞で言ってくれただけなのに、自意識過剰な私はそれを本気にしました。

とはいえ起業の経験もなければ、日本のカフェで働いたこともない。お店を作るお金はおろか、車を買うお金もない。(北海道で車なし生活をしています)

しかしそんな経験もお金もない私にも、この町の人たちは期待と応援をしてくれました

本当にカフェが必要かどうかは置いておいて、町の人たちの期待に応えたいという勝手な思い込みでとりあえず何かやってみることにしました。

帰国してからもコーヒーに携わりたいという諦めの悪さからきっかけをずっと探していたんだと思います)

お金がない中での開店

問題は、お金が無いなかでどうやるか、でした。
土地や物件を買って工事をしたり、機材を一から集めるのは問答無用で「無理」でした。

とりあえず町の人に「ちょっとカフェやってみたいんです〜」って話してみることにしました。

すると、町の人からのカフェ需要も確認でき、「困ってるならうちのスペース貸すよ」と言ってくれる方がいらっしゃいました。(後光が差していました)
そうして場所を借りて、カフェを営業することになったのです。

悩みはとりあえず話してみるもんだな、とここで実感。

間借りカフェはじめました。

「使っていないスペースや時間」を「場所貸し」という形で
間借りレストランとか間借りカフェが今都心部では流行っているようです。

東京名古屋近辺では以下の「軒先ビジネス」という貸す側と借りる側のマッチングをするプラットフォームがあったりします。

貸す側:使っていないお店のスペースや時間帯を有効活用
借りる側:初期費用を抑えて開業することが可能

わたしはこれを真似て、都合よく「出張バリスタ」と名付けて、
間借りさせてもらえる場所でお店を開きます。
(場所を変えては住み着くヤドカリバリスタです)

ただし、保健所などの許可に関しては貸してくれる方の許可下で営業をさせてもらうので、何かあった時の責任は先方にかかってしまいます。

もちろん先方には責任問題についても正直に話し、いいよと言って頂けたところでやらせてもらっています。(「コーヒーだけだしいいよ」と言ってくださる方が多いです)

これからのこと

今のところ、様々な方のご好意もあって順調にお店やさんごっこをすることができているのですが、食べ物も提供したい、とか、お店を広げたい、となったらこのままだといけないなとは思っています。

(焙煎にも挑戦してみたいし)

ローリスクで開店し、資金集めとしてこの形態をとることで知名度も少しずつ高まっている気がします。(知名度は本業である地域おこし協力隊というネームバリューもプラスに働いてくれています)

「この町にカフェというものは本当に必要なのか」(需要)
「生業をカフェだけで成り立たせることはできるのか」(起業)
などお店を構えるための時間として、しばらくはやっていきたいと思っています。

ゆるーくコーヒー淹れてます。

そんなわけでしばらくは月イチイベントの「凪カフェ」ですのでゆるーくのんびりしたい方はぜひ顔を出していただけると嬉しいです。

ちなみに扱っているコーヒー豆はいろんなコーヒーの美味しさを広めたいという気持ちから、仕入れ先は毎回変えています。

過去にはたい焼きのような焼き菓子を販売しているお店や、日帰り温泉施設のカフェスペース、スキー場のレストランなどさまざまな場所で開店経験があります!!

気になった方は岩内町地域おこし協力隊のSNS(Facebook/Instagram)
からイベント詳細を見てみてくださいませ。

ではでは、みなさま素敵な1日を。

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