見出し画像

映画「ガンズ・アキンボ」 感想

あらすじ

ゲーム会社のプログラマー、マイルズ(ダニエル・ラドクリフ)はネットのコメント欄に過激な書き込みをする“クソリプ”で日々の鬱憤を晴らしていた。ある日、殺し合いを生配信する闇サイト「スキズム」でクソリプ祭りをしていたマイルズは、闇の組織に襲撃されてしまう。目を覚ますと、マイルズの両手にはボルトで拳銃が固定されていた!! さらに「スキズム」に参加し最凶の殺し屋ニックス(サマラ・ウィーヴィング)と戦って 24 時間以内に勝てと命令される。彼女のノヴァ(ナターシャ・リュー・ボルディッゾ)も人質にとられてしまい、逃げ場なし!! 果たしてマイルズは、二丁拳銃(=アキンボ)を武器にこの無理ゲーを攻略し、彼女を救うことができるのかー!?

オフィシャルサイト

感想

良かった点

アクションとコメディに現代風刺を加えた一作で、斬新さが目を引く作品です。
ネット上でしか悪口を書くことができない人が痛めつけられるという構造は最近では良く見られる構図ですが、殺しのゲームに参加させられてしかも両手に拳銃をボルトで留められるというのは痛々しくも斬新で惹きがあると思いました。

主人公を演じたのはみなさんご存知のダニエル・ラドクリフです。
「ハリーポッター」シリーズで有名になった彼です!
そんな彼がハリーのイメージのせいで上手くいってなかった中、こんなにも吹っ切れた役を演じていて役者魂を感じました。もちろんハリーの面影は全く感じなかったので役者の凄さを実感しました。

補足として、あらすじに「彼女」とありますが、実際は「元彼女」です笑
おまけにクソ男すぎてツッコミどころ満載ですのでこの点はオススメです。

余談ですが、敵組織の世界観は完全に「ウォッチドッグス2」だったので、近年で一番面白かったゲームを踏襲しているようでワクワクしました!


満足できなかった点

個人的な好みに依存してしまいますが、ちょっと残念だったことも共有しようと思います。

・画面酔いしやすい
 作中に何度かあったカメラワークで、カメラが360度回転することがありました。人物を中心にカメラだけぐるっと回るので酔いそうでちょっと疲れました。

・コメディ要素が中途半端
 様々な登場人物とのシーンがありますが、主人公がオタク気質なのも相まってアメリカ人っぽい皮肉やジョークがちらほらあります。それは良いんですが、戦闘シーンにも急にコメディ要素が入ったりして戦闘の盛り上がりがそこそこになってしまってるなあと感じました。

・人格変わりすぎ〜
 殺しとは一切縁のなかった主人公が次第に銃にも慣れていき、次々と敵を殺して行くようになるんですが、いくらなんでもそんな数時間で変わる!? と思いました。
映画の演出上仕方ないかあーと思いつつもなんか違和感といった感じです。

まとめ

全体の評価としては☆3.5といった所です。
ハリーとは全く違うキャラクターを演じているラドクリフが見れるのが好印象でした。
ストーリーは割と単純ですが、両手に拳銃をつけられるのはヒヤヒヤさせてくれる良い要素だったと思います。

「ハリーポッター」シリーズ好きな方にはラドクリフの違う一面に少し衝撃も受けるかもしれませんが、役者としての彼を見たい方にはオススメです!

いいなと思ったら応援しよう!

この記事が参加している募集