見出し画像

【ラテやカプチーノのお話】②

こんにちは! はしもと りょう です^^

前回に続いてエスプレッソとミルクを使ったコーヒーについてお伝えします

今回はエスプレッソマシンでコーヒーを作るときのお話ですが お店でコーヒーを作る人だけでなく お客さんとしてそのコーヒーを飲む皆さんにも楽しんで頂けると思います

まずは【エスプレッソ編】

アメリカーノなどブラックのコーヒーを作るときと ミルクビバレッジを作るときではエスプレッソのレシピを変えています

そうすることで それぞれに適した美味しいエスプレッソを作ることができるからです

グラインダーが複数ある場合は挽き目 コーヒー豆の使用量 エスプレッソの抽出量と調節することができます

しかし 私が働くお店ではグラインダーは1台で対応しているので 使用するコーヒー豆の量や抽出量で変えています

具体的には ミルクビバレッジ用のエスプレッソにはブラック用に使うコーヒー豆よりも約1gほど多く使用します
(使用するコーヒー豆やその日のコンディションに合わせて変更しているので あくまでも目安)

ブラックでバランスよく美味しいと感じるエスプレッソでは ミルクと合わせた時に そのコーヒー豆が持つ個性やフレーバーがうまく出てくれずに ミルクに味わいが負けてしまうことが多いからです
(ミルクビバレッジのカップが5ozなど小さい場合は美味しい場合もあります)

コーヒー豆を増やしすぎると苦味が出てしまったり 成分が十分に抽出されなくて逆に味わいが隠れてしまうこともあるのでこちらも気にかけています

少し専門的なお話になりましたが これを知っていて飲むコーヒーはまた少し違う風に感じるかも知れませんね^^


続いてふたつめ【ミルクの注ぎ方編】

同じカフェラテやカプチーノでも フォームの量や注ぎ方で味わいは大きく変わります

その中でも今回はミルクの注ぎ方に着目してお話ししたいと思います

前の記事でもお伝えしましたが 私が働くお店では エスプレッソと牛乳がしっかりと混ざり合ったバランスの良いカップを目指しています

ミルクを注ぐ対流で しっかりとエスプレッソを混ぜ口当たりの滑らかなミルクビバレッジを作っています

出来上がりはタイトルの画像のように飲み口に来る部分が白っぽくなります

こうすることで嫌な苦味を感じないようになり コーヒーとミルクの一体感が生まれます

これが私の働くお店のミルクビバレッジです

この美味しさはぜひ飲んでみて体感していただきたいですね

一通り説明しましたが 場合によってはそれ以外の注ぎ方でミルクビバレッジを作ることもあります

その日のエスプレッソによっては混ぜすぎずに表面にアートを残してあげるなど あらゆるプロセスで味わいをコントロールすることができるからです


こういった具合に 色んな方法でその日に合わせた美味しいカフェラテやカプチーノを作ることができるので バリスタは本当に楽しい仕事です

難しいことも多いですが だからこそやりがいを持って楽しむことができています

これから皆さんがカフェに行ってカフェラテやカプチーノを飲むときは この事を思い出して味わいやスタイルの違いに気づくことができるかもしれませんね

初の前編 後編にわたっての記事になりましたが 最後まで読んでいただいてありがとうございます

ゆっくりではありますが こうして記事を書き始めてから3ヶ月が経ちました

まだまだ勉強中の私ですが これからも皆さんに美味しいコーヒーのお話を届けていければと思います

そして これにて2020年の記事は最後になるかと思います

今日まで読んでくださって本当にありがとうございました!
2021年も はしもと りょうをよろしくお願いします!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?