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【カッピングって】

こんにちは! はしもと りょうです

今回の記事では【ドリップしてて思うこと】でお伝えした通り “カッピング” というコーヒーのテイスティング方法についての記事になります

カッピングは複数のコーヒー豆の味見を同時に行うこともでき とても効率的で正確なテイスティングの方法です

手順に関しては沢山の書籍 インターネットの記事やビデオで紹介されているので 私が普段行っている方法をこの記事の最後に記載しておきます
気になる方はチェックしてみてくださいね

今回は これからカッピングを始めようとしている方にお伝えしたいことがあります

それは 飲み方は自由でいい ということです

カッピングについて調べたことのある方は目にしたことがあるかと思いますが 様々な記事に書かれているような “音を立てて吸い込むようにすする飲み方” ができなくても大丈夫です

たしかに コーヒー屋さん同士が集まるようなカッピングの場では ほとんどの人が音を立てて勢いよくコーヒーをすすっているでしょう

ですが コーヒー屋さんで働く前の私がその中に紛れて感じたことがあります

みんなのように上手くすすらなきゃ ということに意識がいってしまい コーヒーの味がほとんどわからなかったということ

私自身いまだにカッピングで 音を立てずに飲むようにしてます
注文したコーヒーを飲むときに 音を立てて飲まないのと同じように

この方法でも十分にそのコーヒーを評価し 向き合うことができます

カッピングでテイスティングする一番の理由は 抽出によるブレを防いで平等な条件でコーヒー豆が持つ味わいを知ること

このことを頭に置いて まずは形式に縛られずに楽しんでもらえればと思います

もちろん “音を立てて吸い込むようにすする飲み方” にもしっかりとメリットはあるので気になる方は調べてみてください

マグカップに注がれたコーヒーを飲むのではなく スプーンで一口ずつ味わうカッピング
慣れるまでは不自然にも感じるでしょう

違和感がなくなってくるとマグカップで直接飲むよりもダイレクトに味を感じることもできます

カッピングではコーヒー豆そのものが持ついいところも悪いところも知ることができるのでぜひ実践してみてほしいです


最後になりましたが 普段のカッピングの手順を記載しておきます
メモを取って味わいの傾向を調べてみたりすると よりカッピングを楽しむことができそうですね

【用意するもの】
・コーヒー豆 
・ミル (グラインダー)
・スケール
・お湯
・コップ(耐熱性で背の高くないもの)
・スプーン 2本
・スプーンを洗う用のお湯を入れるコップ
・キッチンペーパー

カッピングボウルや カッピングスプーンと呼ばれる専用の器やスプーンがあればいいですが 無くても十分に楽しむことができます

【手順】
1. お湯を沸かす
2. コーヒー豆を8〜10g用意しドリップコーヒーをいれるときと同じくらいの挽き目にグラインドする
3. 耐熱のコップに豆を移し お湯を注ぐ前の状態で一度香りを嗅ぐ
4. 95度程度のお湯(沸騰してから1〜2分ほど待つ)をコーヒー豆の入ったコップに150mlほど注ぎ 4分間待つ
(複数のカップがある場合は15秒ほど間隔を空けて順番にお湯を注ぐ)
5. 待っている間にお湯が注がれた状態での香りを楽しむ
6. 4分間経ったら表面のコーヒー豆の層を めくるようにスプーンの背で3回底まで沈める
この時閉じこもっていた香りが一気に広がるので できれば顔を近づけて香りを嗅ぎながらやってみましょう
(複数のカップがある場合はお湯を注いだ順番に できれば注いだ時と同じ時間の間隔で沈めていく)
7. コップに入れたお湯にスプーンをくぐらせ スプーンについた水気をキッチンペーパーで軽く取る
7. 2本のスプーンを使い コップのフチから集めるようにして表面に残った細かい泡をすくい取る
(複数のカップがある場合はお湯を注いだ順番に取り除く)
8. 完成 テイスティング

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