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僕史上、最も美しい農園。サンタロサ農園。

こんにちは。カドカワ ユウスケです。
JICA青年海外協力隊として中米、
エルサルバドルのチャラテナンゴ県で
スペシャルティコーヒーに関わる活動をしています。

今日はチャラテナンゴの
素晴らしい農園の一つをご紹介します。

僕が住むLa Fincona農園以外にも
ラウルさんは農園を所有しているのですが、その1つにSanta Rosa農園があります。
この農園は2014年、2017年の2度、COE1位を獲得した素晴らしい農園です。

※パートナーのラウルさん

2017年に1位を獲得したパカマラの
ハニープロセスは品評会後の
国際オークションで、
当時のエルサルバドル最高額、
1ポンド(約450g)あたり$50.10を
大きく上回る$95で落札されました。

Santa Rosaは僕が活動している
La Finconaから車で30分ほど、
San Ignacio地区の山の中、
標高1500m〜1700mに
位置しています。標高が高いため、
夜間との寒暖差が大きく高品質の
コーヒーの栽培に適しています。
(高すぎても、気温が下がりすぎてコーヒーがうまく育たないため、この辺りの気候では1800mほどが限界とされています。)
ここでは世界的に評価の高い品種,
パカマラがメインに栽培されています。

コーヒーの木だけではなく
松の木など背の高い木が多く
植えられた森のような農園なのですが、その木たちのお陰で
適度な日陰が生まれ日中も涼しく
さらに過剰な光合成を防ぎ、
コーヒーはストレスを抱えずに
ゆっくり成長していきます。
果実もゆっくり熟していくことから、
しっかりと甘さを蓄えていきます。

そして収穫の時期には
熟練のピッカー達が完璧に
完熟のチェリーだけを
一粒一粒、丁寧に摘み取ります。
そこからさらに理想的な
熟度のものを選別します。

そしてその後ぼくの住んでいる
La Fincona農園の処理場で
蓄積されたデータをもとに
様々なプロセスで処理されます。
基本的にハニープロセスがメインですが発酵時間や乾燥方法などが違う
いくつもの種類のハニープロセスを
駆使してロットごとに様々な
フレーバーを生み出します。

『気候』に恵まれているだけでなく
『土壌作り』『収穫』『精製』
すべての工程で美味しいコーヒーを
創るための努力が
惜しみなくされています。
美味しくならないはずがありません。

ほぼ毎日この農園のコーヒーを
飲んでいますが、本当に美味しいです。
一概には言えませんが。
代表的なタイプの
ハニープロセスのコーヒーは
柔らかい口当たり、雑味はなく、
プラムのような酸味と甘さに始まり、
アフターにはちみつや
キャラメルのようなしっとりした甘さと
ブラックティーのフレーバーが
長く続く感じ。美味しい。

1月末からこの農園の
収穫が始まります。
日本からでもネットを通して
各国のCOEの結果は見れますが
なかなか過程の部分を
知る機会はないと思うので
このブログで2019年のCOEに向けて
1つの農園が最高のコーヒーを
作っていく過程を
お伝えしていこうかなと。

ではでは。

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#coffee #コーヒー #エルサルバドル
#スペシャルティーコーヒー
#青年海外協力隊

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