夫のトリセツ⑦
■弱みを見せて頼り合う
もし神様からのプレゼントで
私の所にハリウッド女優ばりの美女が来たら
私は幸せになれるのだろうか?
その女性は容姿が世界レベルだけでなく
気遣いも完璧。家事だってそつなくこなせる。
そもそもただそこにいるだけで絵になるので
お金になる仕事も山のように入ってくる。
どう間違っても生活に困ることはない。
でも、それで幸せになれるだろうか?
人にはインタラクティブ(相互作用)という
脳のしくみがあります。
これは、自分が存在することで
他の人に影響を与えること。
または、自分が行動することで
他の人から反応が返ってくること。
これによって「自分」の存在意義を自覚でき
「私は生きている!」と快感を得れる仕組み。
逆に言うと
自分が行動しても相手に影響がなかったら
「私はなんなんだ」と落ち込んでしまいます。
冒頭のハリウッド美女が来てくれた場合
男として悪い気はしないしもちろん嬉しいけど
(別に私がいなくてもこの人輝いてるしな)
とモヤモヤした人生を送るのではなかろうか。
「まったく、私がいないとダメだなぁ」
と多少やれやれ感のある相手の方が
一生添い遂げられるのではなかろうか。
パートナーに自分の弱みを見せることができて
そしてお互いに頼り合うことができる関係性。
これが私の望む夫婦像です。