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妻のトリセツ⑫

■妻語5

「ひとりにして」

夫婦で口論になったとき
怒ったような、疲れたような妻が
ひとりにして、と切り出す場合があります。

「そうだな、お互い頭を冷やそう」

それを受けた夫がその場を離れます。
あとは時間が解決してくれてハッピーエンド!
・・・とはなりません。なるわけがない。

実は、妻が「ひとりにして」と言ったとき
「この状況で本当に一人にしたら許さん」
と内心思っていることが多くあるんです。
一人にしたらダメという『妻語』なのです。

じゃあ、夫はどうすればいいか?
一番いいのは謝罪です。
(いやいや、夫だけが悪者?そんなばかな)
と感じるかもしれませんがちょっと聞いてください。

謝罪するのは夫婦の口論の主張についてではなく
妻に不快な思いをさせた、汚い言葉を使った、
そういったことへの謝罪です。

もちろん、口論直後で神経が高ぶっている中
相手へ配慮することは相当に難しいもの。
すぐに謝罪ができる状況ではありません。
よしんば「ごめんね」と言えたところで
「ふざけてるの?」と火に油を注ぎかねません。

なので、謝罪のひとつ手前。
その場から離れないで同じ空間に居てください。
たとえ妻からなじられたとしても。
もちろんこちらがなじり返すのもナシです。

それで、お互いある程度クールダウンしたときに
好意の行動なり、謝罪を示すことで
最悪の空気をいち早く終わらせることができます。

もちろん、口論の原因が解決したわけではないので
やがて向き合うことになるでしょう。

それでも、お互いの心にわだかまりが残るよりは
何倍も健全ではないでしょうか。


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