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不機嫌のトリセツ⑨

■言葉と行動

「私が帰宅したら玄関まで迎えに来て」

これは『不機嫌のトリセツ』の著者である
黒川伊保子さんの家のルール。

このルールに則り彼女が買い物から帰るやいなや
二階から夫と息子が駆け寄り荷物を持ってくれる。

なぜこのルールを作ったのか?
様々な家事を行っている彼女にとって
ここが一番、腹の立つポイントだからだ。

彼女が買い物をし、ようやく帰ってきたときに
のんきに寝転がっている夫を見ると心の底から
絶望してしまうのだという。

このことを知って私は本当に驚いた。
(玄関から台所までの距離って短いだろうし
そんな短い距離を手伝って嬉しいの??)と
本気で思ったから。

しかし、彼女の思いはこうだ。
「重い荷物を運ぶのが嫌だから手伝ってほしい」
ということではなく

「家族のための買い物をねぎらってほしい」
のであると。

このルールを制定したことによって黒川さん夫婦の
結束はガッチリ固まったとのこと。

言われてみればたしかに・・・
全力で出迎えてくれる旦那さんと息子を想像すると
なんともほっこりしてしまうじゃないか。

感謝の言葉はもちろん大事だけど
感謝の行動も同じくらい大事。
大切なことをあらためて教わった気分です。


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