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待つ。とにかく待つ。

店が暇な時は必ずある。

その時僕らは焦ってしまうし、経営者はもっと焦る。給料も家賃も払わなくてはいけないのに売り上げが少ない。そんなの焦るに決まってる。

ただ、うちの店長だけはなにか違う気がする。何が違うかな?と考えてみると、焦ってない。(内心焦ってるのかもしれないけれど)顔が焦ってない。しかも「今日は18番までいったねぇ。」とベルボタンが一周したら毎日喜んでいる。ちなみに全部肉玉そばだった場合800×18なので14400円。これで昼の部が終わってしまったら売り上げは少ないと感じてしまう。

でも店長から学んでいるのは、

「とにかく待つこと」


自分が店を出した時、お客さんはなかなか来ないだろう。でも待つ。とにかく待ち続ける。店を開けお客さんが入ってくるまで待つ。焦らず、怖くても、待つのだ。

するとある時、お客さんが来てくれたり、電話が鳴ってお持ち帰りの注文が入るのだ。「待ってよかったね。」そう言えるまで待ち続けよう。

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