鬱病と診断され、某クリニックでTMS治療を薦められて断ったら嫌な顔された話

こんにちは。現在私は鬱病の診断が下り、休職中の身です。

今回はTMS治療を断ったら嫌な顔された話をまとめておこうと思います。

まず前提として、TMS治療とは所謂、経頭蓋磁気刺激治療のことを指します。

詳細はwikiや専門にしているクリニックを調べてみてください。

また、本投稿はTMS治療の効果に関しては、受けておらずわからないので言及しません。

まず私の意見としては、「鬱だった場合に薬物治療前提で考えているなら、TMS治療を推奨しているクリニックを初診で受けるのはやめておいたほうがいい」です。

私は鬱病を自覚するような点がいくつかあり、Googleで家の付近でサジェストが出てきたクリニックに行きました。

そのクリニックに行き、検査で脳の血流を調べた上で、問診票の結果から鬱だと診断が下りました。

「これまで辛かったですよね」と担当医が優しい言葉をかけてくれた後、「TMS治療という選択肢を提案します」と言われ、なぜTMS治療がいいのかをさみだれ式でように説明を受けました。

しかし、気になるのはTMS治療は健康保険が適用されず、週一で通って1回あたり何万円かかるという点です。普通に計算するとそのクリニックでは月10万円弱かかるということです。

皆さんは、もしかして良くなるかもしれない治療に、1月に10万円使えますでしょうか?

保険が効く治療はある一定を超えても、高額療養費制度を使えばある程度はお金が返ってきます。しかし、自由診療は返ってきません。

私は色々と考えた上で今は止めておくという選択肢を取りましたが、いきなり鬱だと言われ、世間体や仕事のことを考えて心配になると、高額なお金払ってでも受ける人多いんだろうなあと思いました。

鬱病の診断が下ったときは不安はピークになります。人によっては不安になって正常な判断できない状態の後で高額な医療を薦めないでほしいなと思いました。この手口は宗教やマルチ商法で意図的によく使われます。

薬物治療とTMS治療の2つの選択肢を提示し、メリット・デメリットを提示して後日落ち着いたら判断仰ぐ方があるべき姿かなと思います。

反面で、クリニック経営もビジネスですので、病院側にメリットのある選択肢で一気に進めてしまいたいということは分かります。

しかし、セカンドオピニオンを仰いだり、TMS治療を安価でやっているクリニックを探した上で、選択するほうが患者にとってはベターです。

断った後、担当医はTMS治療以外は他に選択肢がないような言い方をしてきましたが、何度も断って担当医は渋々薬を処方してくれました。

最初に「これまで辛かったですよね」と言った時と、薬の処方をしたときの顔は対照的でした。

その後、産業医とも相談し「いきなりTMS治療は…うーん」というニュアンスでした。

そして、傷病手当金関連の書類を書いてもらうために電話すると、「当院ではTMS治療を受けない患者様は診察も自由診療となりまして、書類代合わせて1万5千円程度かかりますがよろしいでしょうか?」というオチでした。もうそこには行かないです。

最後にまとめると、私が行ったクリニックは第二の選択肢として行くべきであり、最初からTMS治療決め打ちでなければ継続的なお付き合いは厳しいということです。

とはいえ、公式HPの「〜秒でできる簡易診断」・「お気軽に」という文言や、SEOに抜かりのないあたりで、皆初めに調べて行ってしまうんだろうなあと。