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私が考える食の魅力と食品メーカーの魅力

私はともかく食が大好きです。食の魅力は何かと問われたら、美味しくて満たされること!ではなく、その食を介して創り出される空間や会話と答えます。

最近、ハウス食品で働いていた方の商品開発に関する本を読みました。その本にはその方の食に対する考え方が書いてあり、それは私と全く同じものでした。その時、やっぱりそうだよね!食が本当に好きな人は、食べることだけではなくて食と関わる全ての事柄に魅力を感じ、そしてそれをより多くの人と共有したいと考えているんだ!と自分考えが肯定できました。

私は食に興味があり管理栄養士の資格をとりました。しかし、大学で勉強をする中で管理栄養士は食が好きな人のための仕事ではなく、どちらかというとお医者さんに近い職業なのだと気付き少しがっかりしました。
これは食べちゃダメ、これとこれを組み合わせるとカロリーオーバーだから他の食材に変えよう、この方は塩分制限があるから薄味にしよう、そんなことを考える仕事なのです。もちろん大切な仕事で、様々な要因で食の制限が必要になることはわかっていますが、例えば食における制限が出るまで体を痛めつけてしまった後に食事管理で治療を行うことは抜本的な解決になっているのでしょうか。本当に必要なこと、管理栄養士に本当に求められていること、管理栄養士だから出来ることは、病気になる前にひとりひとりが食についての理解を深め、自分の食の管理をできるようにする方法を考えることなのではないかと思い始めました。
けれど、実際にはいわゆる一次予防と言われる分野はまだまだ認知されておらず食に関する興味も一人一人異なることから、それはすごく難しいことなのだと思っています。

では、食が大好きな私ができること、したいことは何なのでしょうか。沢山考え一つの答えに辿り着きました。それは人々の食生活に最も身近に関わることができる食品メーカーで、より多くの人に食に興味を持ってもらえるような魅力的な商品を作ることです。スーパーで気軽に購入することができる食品、毎日の食生活を支える食品を通して、より多くのひとに食の魅力を伝えることができれば、食に興味を持ってもらえるのではないでしょうか。食品メーカーの魅力はそんなところにあると考えています。

今は憧れの食品メーカーで商品企画の仕事をしています。食をより多くの人に楽しんでもらいたいですね。

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