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愚痴ってなにも産まないから

愚痴とか、強迫性障害の症状を訴えても、くどくど話しても、よくはなりはしないし、それよりも相手を疲弊させて、逆に周りに人がいなくなっちゃうから。だからわたしはひとりぼっちだ。ずっと味方だった妹は、鬱のときのわたしの行動もあいまって、もうわたしには冷たい言葉と表情しかしてくれない。最後に面とむかってした会話は、妹が自分にかけてる保険で、もし、妹が死んで、母も相続を放棄したら、中古分譲マンションも、会社から出るお金も保険金も何もかもお前のものだって言われた。そんな会話で終わった。

世の中には精神的にいろいろ困っている人がいるけど、愚痴ったり哀しんだり、家族や友達や付き合ってる人に理解されないと嘆く人の方が圧倒的に多いし、話せば話すほどに、自分の脳のなかで考えが強くなることを知らない人も多い。強迫性障害なんて、自分の脳が作り出した、勝手な恐怖とルールに基づくのだから、時間やショックによって、対象や症状は変わっていくのに、それでも、これは、非常に、言い方が、キツく、非常だけど、メソメソと、恨みがましく、それを同じ病気の人の集まりであげつらう人がなんと多いことか。

そして、自分の考えが偏っているのかもしれないとか、正しいかもしれないけど、せめて、いろんな考えの人がいるということを、理性的に思うことすら出来ず、偏ってるもすら思わない人、頑固な人が多いことか。

わたしもきっとその1人なんだ。でも、そう言う人と、文字ででも会話していると、ものすごく疲れる。あまりの強情さと、湾曲な解釈に疲れ果ててしまう。

今日帰ってきて、買ってきたものを洗って、服を手洗いしてから、洗濯機にいれ、自分を洗ってようやく、浴室を出れた。それだけで、1時間半くらいかかった。それでも、あとから、あそこに洗ってないてで触ったのでは?とかそういう、揺り戻しみたいなのがないだけマシで、洗濯機の稼働がおわるとやれやれと干した。今日はゴミをまとめるのをやめようと思った。

なんだか元気がでず、なんだか物悲しいような気持ちで、どうしたらいいのかわからなかった。なんでそんな気分なのかもわからなかった。

それで、なにか食べよう、せっかく買ってきたノンアルコールビールを飲んで、寝てしまおうと思った。外はまだ明るかった。

電子レンジにだいぶたっているの辛いソーセージを冷凍庫から発掘して突っ込んだ。そうして、できるのを待つ間に、スタンドを動かした。このスタンドは東京で一人暮らしをしたときに思い切って購入したもので、幾多の引っ越しのなかでもどうしても手放せずに持ってきた。わたしより少し背が低いそれは、ものすごく使い勝手がいい。夜寝る前に使うし、本を読む時もつかう。背が高いから一つで間接照明になってくれる(本当は普通サイズがもう一つ欲しいがことごく壊してしまって諦めた)

そのスタンドを動かしたとき、コンセントの線を踏んでいることに気づいた。あ、斜めになる、倒れる、戻さなきゃって思ったら、スローでそれは倒れていった。そうして、掃除機のない我が家の床に、鋭利で薄い、電球の破片が飛び散った。なにかあったときように、一年前に小さい箒とちりとりを買って置いた。先日の強迫観念がでたときに、その震源地の近くに置いていて、一回も使ってないけど、捨てようかと思った。でも洗ってしまっておいた。それの出番がやってきた。フローリングの床にちったそれを、細かく細かくはいて集めた。

わたしはなにをしているんだろうと思った。いいようのない色が心に広がった。幸い、電球の買い置きはある。LEDが普及したいまでも、浴室やお手洗いなどまだ電球の出番はあるし、なによりスタンドは電球なのだ。ちょうど1週間前に切れてかえたばかりだが、2個残っている。よかった。

でも、割れた電球の残りがスタンドの本体から何故か外れない。力をこめたら、残りの部分は繊細に割れてしまいそうだった。どうしていいかわからない。ひとりぼっちだと思った。この困難なことを報告する人も話す相手もいない。起きたできごとも哀しかったけど、そのことが哀しく、わたしの心から力を奪っていった。なんとか取り除いて、スタンドの傘も壊れたので買っておいた瞬間接着剤で、なんとなく直した。接着剤は使い切った。

ゴミはまとめないつもりだったけど、割れ物もでたし、仕方ないのでまとめることにした。そうなれば、冷蔵庫の謎に買ったばかりなのに五つも割れた卵も捨てようと思った。つい先日も謎に五つもほど割れていて、それはしまい方が悪かったのかと思ったが、昨日買ったばかりのそれはありえない。もしやと思って、硬いところで割るように卵をコンコンとぶつけたら、卵はとても硬かった。やはり凍っていてそれで膨張して、ヒビが入ったのだ。触ってみたら、全ての卵が凍っていた。なぜかはわからない。ずっと同じ場所で保管していたのにこんなの初めてだ。違いと言えば、ずっと冷蔵庫をパンパンにして酷使していた。でも最近、冷蔵庫の治安が大変よろしい。だからかもしれない。それに、通常モードと、冬季八日があるけれど、夏だったので通常モードにしていた。もう季節は変わったので、冬用にした。

仕方なくコンビニへいくと、小雨が降ってきた。まだ間に合う。コンビニで急いで接着剤と、たまご、そして最後の一個のラッキョウと漬物を手にして走って帰ってきた。家に着いたら、とたんに大雨が降ってきた。そういえば、今日の天気は60%雨で、朝もふらないけど、雷の音が鳴り響いていた。さっきもそうだった。だからモーニングを食べにいっても降らなかったのも、今も運がよいのだろう。それでもなんだか哀しかった。手を洗って、卵と漬物などを容器を移し替えてしまった。それらをゴミに追加で入れて、処理を完了した。手を洗ったら、なんだか跳ねた気がして、もういやになって、着たばかりの服をシャワーで洗った。さっきも、トレーナーをそうたばかりなのに。

自分のばか、自分なんて嫌いだと思いながら、洋服と浴室と自分にシャワーをかけ続けた。いったい、今月のガス代と水道代はどうなるんだろう。さっき洗濯物を終えたばかりなのに。下の階に越してきた人がうるさかったらどうしようと不安になってたけど、うるさくて、床を水びたしにしてるのは自分の方だ。

きらいだきらいだきらいだ、自分なんて

苦しい。自分のことを嫌いなのがくるしい


わたしが、私をきらいでごめんなさい

お力添えありがとうございます。