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小説『闇に堕ちにて、空に溶けゆく』

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毎週、火・木・土曜を基本に、アップします
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2024年5月の記事一覧

小説『闇に堕ちにて、空に溶けゆく』5/30(木) 【第9話 笑顔を思い浮かべて】

ある週末は、2日とも、非番だった。 晴香に、予定を聞くと、同様だった。 2人で会うのが夜ば…

C of C
1か月前
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小説『闇に堕ちにて、空に溶けゆく』5/28(火) 【第8話 週末だけの恋人】

私が起きた気配で、晴香も目を覚ました。 そして私と目が合うと、背中を向けて言った。 晴香…

C of C
1か月前
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小説『闇に堕ちにて、空に溶けゆく』5/25(土)【第7話 そして朝を迎える】

髪の香りの事を口にしたことで 警戒されてもおかしくなかった。 だが、晴香は気にしている様子…

C of C
1か月前
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小説『闇に堕ちにて、空に溶けゆく』5/23(木)【第6話 髪の香り】

晴香がコンビニで支払いを済ませて、 こちらに向かう時に私に気づいた。 晴香「あ、辻本先生…

C of C
1か月前
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小説『闇に堕ちにて、空に溶けゆく』5/21(火)【第5話 小さな心の変化】

2日連続で立ち寄ったイタリア料理店で、 昨夜から、今朝にかけての出来事を 思い出していた。 …

C of C
1か月前
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小説『闇に堕ちにて、空に溶けゆく』5/18(土)【第4話 熱い吐息】

自宅に招き入れた晴香に、ダイニングでなく、 リビングソファを勧めた。 オーディオセットの音…

C of C
1か月前
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小説『闇に堕ちにて、空に溶けゆく』5/16(木)【第3話 三日月に魅せられて】

晴香の自宅が、自分と同じ方向だと いうことは知っていた。 店を出て自宅方向へ2人で並んで歩き始めた。 ふと、空を見上げると、上弦の三日月だった。 ただの好みの問題なのだが、 私は満月よりも、三日月のほうが好きだ。 何故?と聞かれても明確な答えは ないのだが、月に抱く神秘的なイメージが、 なんとなく満月よりも三日月に近い気がする、 ただ、それだけだ。 そんなことを考えながら空を見上げていると、 晴香が聞いてきた。 晴香「辻本先生は、月がお好きなんですか? なんとなくです

小説『闇に堕ちにて、空に溶けゆく』5/14(火)【第2話 昨夜の出来事】

前日、10月20日は、日曜だが出勤だった。 日曜ということもあり、緊急のオペが 午前中にあった…

C of C
1か月前
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小説『闇に堕ちにて、空に溶けゆく』5/11(土)【第1話 それぞれの闇】

暗闇は、私達の視界を奪っただけでなく、 音のない世界を目の前に広げた。 裕奈の隣から伝わ…

C of C
1か月前
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5/9(木) コラム① やっとはじまります(笑)

さて、2023年、大晦日に宣言して、 1月31日以降のコラムで進捗をご報告していた 小説ですが、…

C of C
1か月前
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