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意外としらなかった句読点の打ち方

慣れ親しんだSNS。飛び交うネットスラングも浸透するのが早くなったのが原因か、文章を打って読んでもらうと「句読点が気になる」といわれることが多くなった。自身で感じていない何か壁のようなものがあるのだろうか。書くこと、そして読むことを意識してその「壁」に注目したい。

「句読点 とは」 検索
ズラッと並ぶ検索結果から、タイトルの気になるサイトに飛んでみる。
「ほう……」とつい声が出てしまう。なるほど、読みやすいとはこういうことか。

羅列された文字に、声に出して読みたくなるように打たれた読点。

そういえば私は音読が苦手だったな、と苦笑した。

句読点(くぎり符号)とは
句読法案はあるものの、日本語では個人の好みに分かれる。
書籍に関しては統一性を求めらる。
文末にマル(句点)
読点は読みやすさを考慮する(ライターによって意見が違う)。
目次
試してみよう
音読すると
まとめ
予備知識

・試してみよう

試しに句点と改行だけで書いた文を作った。

目が覚めたらまず不味いインスタントコーヒーを
牛乳で薄めて飲むのが日課だ。
苦味だけでは飲めない子供舌なのか牛乳とコーヒーの比率は9:1ともはや牛乳(コーヒー風味)である。多少薄らいだ眠気と食欲が考え事をするのにとても良い。
身支度をする前に少し絵具をいじっておくか。
思い立ったら即実行。
軽く描いた線画に水に溶いた絵具を乗せてみるとわかる。
なんか今日はいい感じだな……。
色味が好みに仕上がる日は調子がいい日だ。
これは私の今日の占い替わりなのである。

読みやすさとしては「改行してあるからぎりぎり」といったところだろうか。これに読点をつけ足し、改行とカッコを見直してみる。

目が覚めたらまず、不味いインスタントコーヒーを、牛乳で薄めて飲むのが日課だ。苦味だけでは飲めない子供舌なのか、牛乳とコーヒーの比率は9:1と、もはや牛乳(コーヒー風味)である。多少薄らいだ眠気と食欲が、考え事をするのにとても良い。
身支度をする前に少し絵具をいじっておくか。思い立ったら即実行。軽く描いた線画に、水に溶いた絵具を乗せてみるとわかる。
(なんか今日はいい感じだな……)
色味が好みに仕上がる日は調子がいい日だ。これは私の「今日の占い替わり」なのである。

行数が少なくなり、冒頭の4行の文も読点があるため、視覚的にもだいぶ印象が違う。ウェブサイト上でみるとまだ改善点がありそうだが、今回はこのまま進めたいと思う。

・音読すると

試しに最初の文と、修正後の文を音読してみた。
※音読が苦手

最初の文は区切りがわからず、造語を作ってしまったり、読み飛ばしが多かった。しかし、修正後の文を音読してみると驚くほどその回数が減った。自分の読みやすさを意識したので、もしかしたら読点が多いように感じるかもしれないが、私の感覚だとこのくらい区切ると文章を単語ずつで認識しやすいことが分かった。

**まとめ**

携帯電話からスマートフォンにかわり、尚更感じるスクロールのめんどくささがあったのだが、私自身が文章のレイアウトが苦手なせいか、改行で区切る癖がついていたのもあったので、とても読みにくさが強く出ていたのかもしれない。

句読点の役割は「読みやすさ」と「理解のしやすさ」なのだと実感した。

・予備知識

日本で句読点のルールが使われ始めたのは、明治20~30年代。
改定され「くぎり符号の使ひ方(句読法)案」になったのは昭和21年(1946年)で意外と歴史が浅い。
横書き句読点の謎(著:渡部 善隆)

冒頭に書かれている読みやすかったサイトはこちら
https://www.mchs.co.jp/dm_column/punctuation/

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