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私たちの生活を変えうる新技術「室温超電導」とは?

こんにちは、つじしゅんです。

海外の建築ニュースを要約しお届けする、

建築Reading Part13です

取り上げたニュースはこちら

https://www.architectmagazine.com/technology/week-in-tech-hyperloop-reveals-west-virginia-certification-center_o

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室温超伝導を初めて実現

ニューヨークのロチェスター大学やネバダ大学ラスベガス校など複数の機関にまたがる研究者チームが、

研究室で室温超伝導を達成し、抵抗も特別な冷却もなく電気を通すことができる物質の最初の例を生み出しました。

この成果は私たちの生活を変えるかもしれません。

「そもそも、室温超電導って何?」

これは私自身の疑問ですが、その答えを知るためにはまず超電導を知る必要があります。

超電導の特徴をまとめると、

・電気抵抗がゼロ

・マイスナー効果が観測される

となります。

何がすごいのかイマイチ分からないですが、少しずつ紐解いていきましょう。

電気抵抗がゼロ

電気抵抗という言葉は、中学の理科で聞いたことがある方も多いと思いますが、その電気抵抗がゼロだと何が良いのでしょうか?

そもそも電気抵抗というのは電流が流れるのを妨げるので、電気の一部が熱に変わってしまいます。

流れている電流エネルギーが熱となって逃げるので、大きなエネルギーの損失になります。

 超電導は抵抗がないので熱を発生することもなく、エネルギーの損失も起こりません。

このため、流れている電流は永遠に流れ続けます。

(引用:国際超電導産業技術センター)

マイスナー効果が観測される

またまた初耳な言葉ではありますが、簡単にまとめると

超電導体の上に磁石を乗せると、磁石が下に落ちない効果

ということになります。

通常二つの磁石を近づけると、同じ極(NとN、SとS)が近づけば反発しあうし、異極(NとS)が近づけばくっついてしまうという現象がおきますが、

超電導状態になっていると、反発しあうことも、くっついてしまうことも起こりません。

(引用:国際超電導産業技術センター)※上記のリンクと同じです

「室温」超伝導とは?

超電導がすごいのはわかりましたが、室温超電導は何がすごいのでしょうか?

実は、超電導というのはこれまで、極低温まで冷却しなければ発動しない効果とされていました。

室温超電導は特別な冷却をせずに室温でも超電導を起こせる技術です。

日常生活の中で超電導の恩恵を受けられるということですね。

室温超電導のすごさが分かって頂けたかと思います。

それでは、室温超電導が可能にする技術について見ていきましょう。

室温超電導が可能にするもの

それは、電力網に革命を起こしたり、列車を浮かせたりと、さまざまな応用が期待されています。

そんな室温超伝導ですが、まだ超高圧下の小さなサンプルでの成功ですので、世界のエネルギーインフラに革命を起こすのはまだ先になりそうです。

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室温超電導、すごいですね。

未来には、ロスの無い電力供給が可能になり、宙に浮いた電車が待っている、そしてその未来はすぐ近くまで来ていることを感じられます。

だからこそ、そんな未来における建築を考え続けていきたいですね。

より良い情報をあつめるために全額、惜しみなく使わせていただきます。 それでまた、新たな情報をお届けします!