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「コーチングなら良い変化が生まれるのでは」変化の局面にコーチングに期待すること【特定非営利活動法人 放課後NPOアフタースクール】

「放課後はゴールデンタイム」をビジョンとする特定非営利活動法人 放課後NPOアフタースクール(以下、放課後NPO)に、株式会社COEDASのチームコーチングを導入いただくことになりました。
アフタースクール運営を通して培ってきたノウハウを全国各地の放課後づくりに役立てることでより多くの子どもたちの安全で豊かな放課後時間をつくることを目指し、次のフェーズへと超えだそうとする放課後 NPOの島村さんと栗林さんに、COEDAS 取締役 辛 玉 順と取締役 咲本 明宏がお話をうかがいました。

アフタースクールを”つくる”から”拡げる”フェーズへ

特定非営利活動法人 放課後NPOアフタースクール
理事・事務局長 島村 友紀さん
特定非営利活動法人放課後NPOアフタースクール
事務局マネージャー  栗林 真由美さん


― 今回、COEDASのチームコーチングをマネジメント層にご導入いただきますが、その背景をおうかがいできますか。

島村
― 今、私達の団体は大きな変化のタイミングにあります。これまではアフタースクールの実践や活動機会を届けることを通して社会課題にアプローチしていましたが、今後はそれに加えてより多くの地域、子ども達が豊かな放課後を過ごせる社会の変革を目指していきたいと思っています。それは大きな目標、変化となるので皆で目線を揃える難しさを感じています。私は以前コーアクティブコーチングを受けたことがありコーチングの助けがあれば難しさを乗り越えてより良い変化が生まれるのでは、という期待を持っていました。そこでいくつかのコーチング会社を比較検討していました。


― その中でCOEDASを選んで下さった理由は。

島村
― まず、COEDASの「一緒に超えだす」という姿勢に、「同じ目線でいてくれるんだ」という頼り甲斐を感じました。また、COEDASのコーチ陣は全員が兼業でそれぞれがビジネスの現場にいる人達と聞き、自分達と近い感覚で伴走してもらえるという点も安心感がありました。

咲本
― 大きな変化の局面にあるということですが、放課後NPOはこれからどう変化していくのでしょうか。

島村
― 子ども達にとって放課後は成長のための大事な時間。それを信じ、これまでの 10 年間は「小学校施設を活用したアフタースクール」をつくり、より良い放課後を実現することが私達のミッションでした。これからは、全国各地の課題やニーズに寄り添った放課後作りのサポートをすることが新たなミッションです。”実践する”から”拡げる”では事業自体が大きく変わり、組織体制や戦略、求められるスキル等が段違いに難しくなってきます。目指すところと今できることのギャップの大きさも感じています。​​

咲本
― ”拡げる”フェーズは再現性が求められてきますね。ビジネスモデルもそうですが、人材の観点でも課題は多いのではないでしょうか。

島村
― 事業を開発したり、多様な人をマネジメントする力が重要になってくると思います。体系的な育成については今まさに模索しているところです。新たな人材も迎えたいと思っていますが、「すぐに活躍しやすい場になっているだろうか」という不安もあります。 

栗林
― 他社で経験を積んだ方を迎え入れて活躍してもらうことももちろん大切ですが、同時に放課後NPOの中でどう人材育成するかも考えていく必要があると感じています。人材育成は難しいし結果が出るまで時間がかかることですが、組織で人を育てる土壌を育んでいきたい。組織が「自分たちで作る」から「誰かと自分たちの想いや経験を分かち合いながら社会を変える」ことにチャレンジするフェーズに来たからこそ、育成のことも含め自分達の無意識・無自覚にしている考え方や選択を見直してアップデートする必要性を感じています。

株式会社COEDAS
取締役 咲本 明宏

咲本
― 未来への期待もありつつ同時に沢山の「難しさ」を感じておられるように聞こえます。

島村
― これまでは「運営」というオペレーション部分が大きかったのですが、これからはノウハウの共有化や新たな事業に繋げる業務が増えます。求められるスキルが全く違いますし、まだナレッジも体系化されていません。ここまで個々人の想いや頑張りをベースとしたボトムアップでやってきたのですが、変革の局面ではしっかりした全体戦略とトップのリーダーシップが大事だと認識しています。とはいえ、そういった変革の戦略を立てた経験はないので、マネジメント層でも具体的に何をすれば良いのかすぐに答えがないところは一番の苦しさですね。

栗林
― 個々の事業ごとに完結して、個の力を集めれば何とかなっていた時から、未経験のことに組織としてチャレンジしていくにあたって、組織の内外で「つながる」「開いていく」ことで個の力の限界を超えていくことが必要だと私は感じています。まずはマネジメント層がチームとしての在り方を少しずつ変えていくことから始まると思っています。 また、NPOで働きたいという人達は団体のビジョンや社会貢献に対する純粋な想いと共感を持って入職してきます。想いを込めてやり甲斐をもって働ける幸せと豊かさがある一方で、経営を考える上では一般の企業とは違った難しさがあります。

NPOの難しさは、「ビジョン・志」と「事業運営」との統合

咲本
― NPOならではの難しさとはどのような点でしょう。

島村
― スタッフは団体のビジョンに共感し高い志を持っている人ばかりだからこそ、子ども達にとって「育ち」につながる活動の質に非常に重きを置いています。それが私たちの1つのアイデンティティであることは間違いないのですが、限られたリソースの中で何に集中するのか、事業継続のために収益や効率性を重視することに抵抗感を感じる部分もあるように思います。 

栗原
― 本当に。一人ひとりの想いやチームワークが事業の源泉になっているからこそ、それが強みである一方で、離職者が一人出るとそれだけで全体のバランスが崩れてしまう瞬間があります。また、相手の想いや気持ちを慮りすぎてネガティブフィードバックを避けてしまったり、ビジョン・志といった社会的価値の話だけに偏っているときに事業運営の観点が抜けていても指摘できない、といった場面もあります。


― NPOならではの課題である「ビジョン・志」と「事業運営」との統合は、今のZ世代やベンチャー、スタートアップの課題にも共通するものがあるように感じます。COEDASのチームコーチングはまさにそのような多様な価値観をまとめ、組織全体としてエッジを超えて新たなフェーズに成長させるという効果があるものです。
これからチームコーチングを体験していただきますが、期待することはなんでしょう。

島村
― 変革のプロセスをみんなで体験してみたいと思います。今はまだ未知の不安もありますが、全員が変革の意識を共有できればそれだけで十分前進できるチームだと信じています。新しい価値観が発見できることも楽しみです。これまで自分達だけで変革しようとしていて、その難しさを何度も痛感してきたので、この場をホールドしてくれる第三者、プロの存在が必要だとずっと思っていました。また、この局面でマネジメント層がプロの方にご一緒いただくことは、スタッフ全員に対して「本気」の意思表示になるとも思っています。

株式会社COEDAS
取締役 辛 玉順


― 最後に、島村さんと栗林さんの変革に向かうための「原動力」は何か、をおうかがいできますか。

栗林
― この組織は本当に面白くて素敵な人ばかりで、日々子ども達の幸せを想ってそれぞれが頑張っています。だからこそ私は、そんなみんなが気持ち良く自分らしく働 いてほしいという願いがいつも胸にあります。

島村
― 私が入職した頃は、小さな事務所で代表の平岩がシュレッダーに座る場面もありました(笑)。私は子育て真っ最中。時短であることを申し訳なく感じていた私に「仕事に人生を合わせなくていい、人生に仕事を合わせればいい。やれることやればいいんだよ」と平岩は言ってくれました。何も整っていませんでしたが、みんなで悩み、相談しながら、そして新しいことにチャレンジしながら進んできました。振り返るとその経験が大切な糧になっています。自分達も成長しそれが子ども達にも還元される、放課後NPOはそんな場所なのです。だから今後も楽しく成長できる場でありたいと思っています。


― お二人の熱い想いを感じます。放課後NPOの次のフェーズに向けて精一杯伴走しますので、一緒に超えだしましょう。

特定非営利活動法人 放課後NPOアフタースクールの概要


「放課後はゴールデンタイム」をビジョンに、2009年に法人化。安全で豊かな放課後を日本全国で実現するため、学校施設を活用した放課後の居場所「アフタースクール」を運営。これまでに21校の開校・運営等に携わりモデルを展開しています。また、企業や団体と連携し、子育て・教育プロジェクトを実施するソーシャルデザイン事業も推進。これらの事業で培ったノウハウを日本全国に広げていくため、自治体と連携して放課後を豊かにする事業も本格的にスタートしました。事務所を東京都と大阪府に構え、スタッフ数320名、グッドデザイン賞4回・キッズデザイン賞5回受賞。活動に賛同くださる多くの方と共に、社会全体で子どもたちを守り、育む活動を加速させ、子どもたちのためのより豊かな放課後の実現に向けてチャレンジを続けています。

特定非営利活動法人 放課後NPOアフタースクール
所在地:東京都文京区本郷1-20-9 本郷元町ビル5F
代表理事:平岩 国泰
設立: 2009年6月10日
事業内容:アフタースクールの運営、ソーシャルデザイン事業
WEBサイト:https://npoafterschool.org/

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