『写経』をしていたら電算機考古学になった
お疲れ様です。Y研究員です。アラフォーです。C言語の古典的教科書K&R第2版(ANSI)を『写経』しています。
第二章にもどってやり直しをしています。型と演算子と式です。atoiでcharをintに変換とかlowerでASCIIの大文字を小文字に変換するとか、C言語らしい面白いサンプルがありました。
型ではさすがは古典的C言語という説明に何度か出くわしました。挙動は言語の実装によるとか、マシンによるという話です。今どきのプログラミングでは無い難しい問題です。Windowsノートパソコンで動いたPythonのスクリプトがラズパイでもクラウドでも動いたりするのは当たり前なようで、大事なことなんだなと分かります(OSもCPUも違うので)。
C言語の標準仕様にも歴史があり、ANSIとかC23と並んで、K&Rもその一つだったと分かりました。いま『写経』をしている教科書が、みんなの基準になっていた時代もあったようです。さすが「経典」です。
こうなってくると、あっちで動いたプログラムをこっちで動かす場合は今とは違う大仕事と想像できます。CPUの種類が違う、OSが違う、C言語の実装が違うなど、考えただけで大変そうです。
現代のプログラミングもそれなりに大変な部分はありますが、標準化への努力によって今は大変恵まれた環境になっていると理解しました。しばらく地味な内容になりますが、継続して教科書を一冊終えたいと思います。
写真はだいぶ前にNASとして使っていた古いHPのデスクトップサーバーが不調になったので、念の為でメモリーチェックしている様子です。たしかRAIDの片方のHDDが怪しかったので、丸々コピーして復活させた後にちゃんと新しいマシンでNASを構築しなおしました。しかし、古いマシンって言ってもK&Rの70年ー80年代に比べれば新しいんですけどね。。。
では。
般若心経の写経とプログラムの『写経』に関する記事はこちらからどうぞ。
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