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スクラッチを学ぶ本はコレで決まり。

お疲れ様です。Y研究員です。ご無沙汰しております。超久しぶりに、記事を一つしたためたいと思います。

先日このようなツイートを見つけて、面白そうだったのでポチりました。第1章をやってみて良かったので、共有します。

なぜ良いか1:子供だましでない実践的・本質的な問い
普通にプログラミングしてバグを出す(間違える)例が入っています。Scratchに限らず、どの言語でも間違える全角数字を使うなど、アルあるの連続でした。浮動小数点の誤差を第一章から見せつけるなど、いい意味で容赦ない構成です。

なぜ良いか2:『写経』から脱する手がかりになる
プログラムを勉強するときに、まずは例題を書き写す手法があります。別に悪くはないですが、意図したとおりに動かない時にちゃんと質問できる人がそばにいると良いと思います。よくわからないけどもう一回書いたら動いたとか、サンプルからコピペしたら動いたというのは悪い例です。
本書では、なんで意図したとおりに動かないか考えるクセがつきます。

なぜ良いか3:監修である阿部先生の『はじめに』が膝を打つ言葉ばかり
Scratchはポップな見た目でかんたんに使えますが、難しい問題を優しくしてくれるわけではありません。あと、プログラムは書いた通りに動きます。意図した結果が出ない場合は、融通をきかせて誤魔化してくれたりはしません。

CoderDojoやプログラミング教育に関わる人、全てにおすすめしたいです。非理系の大人でプログラミングを真面目にやってみたい人にも良い入門書かもしれません。
学校や街の図書館にもおいてあると良いなと思いました。クリスマスプレゼントにもなるかも。

以上、とても教育的な良書のおすすめでした!


無料のプログラミングクラブCoderDojoを運営するにあたり寄付を受け付けています。お金は会場費・Wifiの費用・教科書に使用します。