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書籍「プログラミング文体練習」をお勧めする3つの理由

お疲れ様です。Y研究員です。演歌にハマりかけています。今日は北島三郎の兄弟仁義を聞きながらプログラムを書きました。いつもは無機質な音楽ばかりだったので気分転換になりました。

さて今回は予告通り「写経」の題材にして読破した書籍「プログラミング文体練習」について書きます。今日は3つの視点から、なぜお勧めできるかを書きます。

「写経」に最適な本です。

この本には動くプログラムが40個も掲載されています。それだけでも「写経」向けな本と言えます。さらに、全てのプログラムに徹底した解説がついています。何をしているか丁寧に書かれているので、「写経」したプログラムの意味が理解できます。

仕事が忙しくて疲れていても、「写経」をして動くプログラムが書けるのは魅力的です。勉強したいと思っても時間は取りにくいものです。その点では、この本は無心の「写経」ができます。忙しい人向きと言えます。毛筆の写経も右から左に書き写すことから始まります。

プログラミング力が上がる本です。

プログラム入門の本を読んだり、少し習ったりするとステップアップしたくなります。趣味でも仕事でもプログラムを書くと、もう少し上手に書きたいなと思うときもあります。その時に読むのがこの「プログラミング文体練習」です。

言語はPythonだけですが、プログラムの書き方に注目しています。なので、いろいろな言語のよくある書き方を横断的に見渡すことが出来ます。例えば、たまに見かけるけど何故そうやって書いているのかよく分からないスタイルがあります。この本では大体のパターンが網羅されているので、そういう不明点を明らかにすることが出来ます。

さらには練習問題が用意されているもの良いです。「写経」の次に大事なのは「少し変えて自分で書いてみる」です。守破離で言えば破る段階です。そうすることで、理解しているところと理解が浅い所に気がつくことが出来ます。この練習問題はその「少し変えてみる」を提供しています。

情報科学の教養がつく本です。

自分もそうですが、大学で情報科学とかコンピューターサイエンスを勉強していなくてもプログラマになる場合があります。大学で専門的に学んでいないので、コンピューターの教養が足りないなと思うときがあります。この本を読むと、その辺を補うことができます。

全部読んで分かったのが、40のスタイルを学ぶとコンピュータの歴史を駆け足で巡ることになります。プログラミング言語や書き方にいついて大昔から研究されてきたと分かります。おまけに参考論文までついているので、学術的に深く勉強することもできます。

自分はどうやって読んだか

参考までに書きます。自分はまず解説を読んでから「写経」をしました。そして動かしてみて、求める結果まではデバッグしました。そのあと、短くてもいいのでこのブログに記録を書きました。

「写経」は右から左に書き写す事が多かったです。疲れている日はあまり考えずに「写経」だけしました。勉強になっていない気もしましたが、幸いなことに動くプログラムを書きたいという気持ちは続きました。おかげさまで最後の章まで「写経」を続けることが出来ました。

しかし練習問題ができていません。多言語で書きなさい、という練習問題が必ずあるのでどの言語でやろうか未だに悩んでいます。今日思ったのはJavaScriptです。すこしだけ触ったことはあります。しかし挙動が予測できずに困惑した思い出があります。Web系の仕事を殆どしたことがないので、やってみようかなと思いました。

おわりに

今日はプログラミングの勉強に最適な書籍「プログラミング文体練習」をご紹介しました。中級者向けの良い本でした。発展的自主課題として本文だけで作者を判定するニューラルネットを思いつきました。「エラーで学ぶPython」の読書記録や、「写経で学ぶプログラミング」シリーズの作成もそのうち始められればなと思います。

それではまた!

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