マガジン化するにあたって、日本酒との思い出を振り返ってみた。 【唎酒師の寝酒マガジン - #0】
noteをいろいろ使い倒してみたいなぁという考えをもとに「眠る前に、日本酒が飲みたい。」という日本酒マガジンを作ってみました。@マーケターというより、唎酒師の側面による完全な趣味ジャンルです。
数年前からfacebookやblogなど、色々な所で連投しては辞め、を繰り返してきた寝酒日記。それを改めて記していくことにします。ここなら、丁寧に、ゆっくり残していくことができる気がする。
今回は初回なので、日本酒の紹介というよりも、そもそもの日本酒との出会いを振り返っていきます。
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眠る前には日本酒をちびちびと飲み、ふわっと幸せな気分のまま床に就く。一般的には「寝酒」と呼ぶこのコースがお決まりの日常になったのは、そもそもいつからだったろう。そんな想いからがふと頭をよぎりました。
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学生時代からお酒は好きでした。
日本酒にハマったのは21歳、就活も終わった春先のこと。常連さんばかりで、ゆっくりとした時間が流れる小料理屋で、最後のアルバイトをし始めたときのことでした。
これまで日本酒といえば「鬼ころし」くらいしか知らなかった自分。見たことも聞いたこともない日本酒に囲まれ、常連さんにお酌をしなければならない。そんな環境のなかでは自然と興味が湧くものです。
「なんだ、お前。こんなに美味いものを飲んだことないのか」
そういって、ある常連さんが一緒に飲むよう薦めてくれたお酒「十四代」。これまでの常識が一瞬で崩れ去っていくのがわかりました。今振り返ると、この瞬間が全ての始まりだったんだろうな。
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気がつけば、そこからは外で飲む時も専ら日本酒。おしゃれなイタリアンやフレンチには目もくれず、地酒を開拓していくことが楽しくなりました。
そんな趣味がこうじて、好奇心おもむくままに取得したのが唎酒師。あまり周囲にいない特徴というのもあってか、周囲の人からご相談をいただく機会を多くいただくようになりました。
「前に美味しいっていってた○○ってお酒、どこのお酒なの?」「こんなお酒を探してるんだけど」「こんな時に合う日本酒ってなにかな?」「この間、XXってお酒を飲んで美味しかったんだけど、どう思う?」
自分が好きなものが、自分を介して、さらに興味を持ってもらえたり、美味しさを共感できたり。それがっとても嬉しい経験であることを日々ひしひしと実感するようになりました。これまでバスケ以外にハマったものがなかったので、こんな風に人に伝えられるのが新鮮。
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誰もが知ってるけど誰もがよくわからない、そんなメジャーでマイナーなお酒。それが日本酒なんだ思います。自分もまだまだわからないこっとが多く、その興味は尽きることがありません。
寝酒という、自分の楽しみだけにおさまっていたこの時間。言葉に落としていくことで、自分の頭の整理にも、そしてまた誰かのキッカケにでもなってくれたら嬉しいです。