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合唱曲「旅立ちの日に」は詞先だった⁈世代を超えて愛される卒業ソングの秘密


こんにちは。 早いもので今日から弥生3月。

卒業式を迎えるお子さんをお持ちのご家庭もいらっしゃることでしょう。


卒業式で歌われる歌も多種多様に


私が学生の頃は 卒業式の定番ソングといえば「蛍の光」や「仰げば尊し」でしたが 昨今は 卒業式で歌われる歌もプロが歌うポピュラーソングとシンクロするようになり 時代の移り変わりとともに変わってきているようです。

そんななかで 公立中学校の校長先生と 音楽の先生が作詞作曲した歌「旅立ちの日に」が輝きを放っています。


誕生のきっかけ


30年近く前のことです。

埼玉県のとある公立中学校。荒れる学校を立て直すために「合唱」に取り組むことを決めた校長先生がいらっしゃいました。

最初は嫌がっていた生徒たちも次第に合唱の楽しさに目覚めていきます。

全校を挙げて合唱に取り組むようになって3年目 卒業していく生徒たちに 「世界でたった一つしかないものを記念に贈りたい」との思いから オリジナルの歌を贈ることを思いつきます。


珠玉のような言葉たちとあふれ出すメロディー


当時の音楽教諭だった女性は 校長に作詞を依頼します。

「私にはそんなセンスはないから」と断られたそうですが あくる日 学校に来てみると 女性の机の上に歌詞の書かれた紙が置かれていたそうです。


そこには 珠玉のような言葉が散りばめられていました。

歌詞を目にした女性教諭は 湧き出るメロディーを音符に表していきます。

正味15分程度で書き上げたそうです。

その年の「卒業生を送る会」で教職員によって歌われた「旅立ちの日に」


ただ一度のサプライズの予定が…


ただ一度のサプライズの予定でしたが 次の年から 生徒たちによって歌い継がれていきます。なお 作詞された校長先生はその年を最後に定年退職され その後病没されたので 生涯ただ一度の披露となったそうです。

まさに 一期一会ですね。

その後 SMAPの歌唱によって NTTのCMに使われた経緯もあり 全国的な広がりを見せ 今では卒業ソングの定番となっています。


世代を超えて共感できる歌詞


実は 我が家の子供たちも 卒業式等で歌った記憶があります。

とても共感できる歌詞の一節があって 泣きそうになります。

この部分です。

懐かしい友の声 ふとよみがえる
意味のないいさかいに 泣いたあのとき
心かよったうれしさに 抱き合った日よ


10代の頃って ほんと意味のないことで喧嘩したりするんですよ(笑)
自分も通ってきた道なのでよくわかります。

若くて未熟な果実ゆえの 意味のない 他愛のないすれ違いだからこそ わかりあえたときのうれしさもひとしおなんですよね。

(*・ω・)(*-ω-)(*・ω・)(*-ω-)ウンウン♪

思春期真っただ中の生徒たちと接していた 現場の先生だったからこそ書けた言葉だったかもしれません。


まとめ


今日から3月ということで ちょっと気になった卒業ソングについて書いてみました。

卒業していく子供たちに 幸多からんことを。


 




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