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「バブル崩壊は秒読み」2年目の森永卓郎

毎年年末年始になると、「来年はどうなる?」「今年はどうなる?」といった予想をあちこちで見かけます。

話半分で聞いておいた方が良いのでしょうけど、やはり未来という未知の領域をあれこれ考えるのは楽しいです。

さて、経済評論家の森永卓郎さんの予想を先日読んでおりました。

森永卓郎氏が警鐘「株価はすでに危険水域、バブル崩壊は秒読み」

2021年はいつバブルが弾けても不思議ではない。日経平均株価も「2万円割れ」どころか、現在の半分以下の水準まで急落する可能性すらあるだろう。

かなり衝撃的な予想です。
説得力もそれなりにありそうです。

ただ、この記事は2021年のものなのですよね!

読み始めるまでは、2022年のものだと思っていたので、「あれれ~おかしいぞ~」という名探偵コナンくんの声が脳裏に聞こえてきました。

2021年が終わっても、日経平均は全く崩壊しませんでしたので。

「バブル崩壊は秒読み」であれば、1年経った今でも秒読みが続いているのでしょうか。
ちなみに、1年は31,536,000秒です。数えるのは相当大変だとは思います……。

モヤモヤした気分でいたところ、またもや森永卓郎さんの予想を見つけてしまいました。

今度はちゃんと2022年のものです。

5月以降に株価大暴落、不動産バブル崩壊で「一歩間違えたら世界恐慌に」 森永卓郎氏

「いえ、今年の株価は、大暴落すると見ています。約1年後の年末の日経平均株価は1万5000円くらいになっている可能性があります」

去年は2万円割れと話されていたので、今年はもっと下の予想ですね。今の株価からすると半分程度になるという感じなので、このぐらいになると株価だけではなく、日本経済全体が崩壊するという予想とも言えます。

今現在、確かに株価は急落しています。
久々に来た大きな調整局面です。

去年から続いている、森永さんの「バブル崩壊は秒読み」のカウントも、ようやく終わりを告げるのでしょうか……?🤔

ところで、アメリカのコンサルティング会社・ユーラシアグループのイアン・ブレマーが毎年トップリスクを発表しています。

2022年は以下の通りです。

①ゼロコロナ政策の失敗
②「テクノポーラー」な世界
③米国中間選挙
④中国の国内回帰
⑤ロシア
⑥イラン
⑦環境対策は二歩前進、一歩後退
⑧力の空白地帯
⑨文化戦争に敗れる企業
⑩トルコ

レポートを読むと、一部に飛躍が見られるものの、かなりロジカルに検証しています。

ですので読んでいても、あまり面白くはないのですよね……。当然の帰結が記されているので、森永さんの「バブル崩壊は秒読み」のようなノリはありません。
そう考えると、森永さんの「エンタメ性」も読み物としては、価値があるのかなと思います。

ここで一つ自分の予想をしておきます。
もし今年も株価が暴落しなかったら、来年も森永さんは「バブル崩壊」を唱えるでしょう。

そのスタンスが良いかどうかはわかりません。
ただ極端な意見でも、色々な意味で考えさせられるので、それはそれで有りだとは感じています。

ちなみに、森永さんと僕はアキバで開催された「第3回萌えクィーンコンテスト」でご一緒したことがあります。
眠そうで疲れも溜まっていらっしゃるご様子でしたが、腰も低くて、すごい良い人でした!


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