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今週のアニメ業界関連ニュースまとめ 2023/1/3 #74

クリエイティブよりも、ビジネス関連強めのアニメニュース・記事をキュレーションしています。
あけましておめでとうございます。お正月でも粛々とキュレーションしていきます。(←習慣化ができていますね。自画自賛😁)さて、年末の記事はアニメ業界・産業の総括が目につきました。昨年は、劇場映画と配信に牽引されて明るい年だったと思います。今年はどうなるか……。

【2022年アニメ総括】『SLAM DUNK』『すずめの戸締まり』話題性と作家性が牽引した劇場作品

多彩なアニメ作品が放送・上映・配信された2022年。
記憶に残ったタイトルは? アニメ作品やアニメビジネスの新たな傾向とは?

「ここ10年前後で積み重ねてきたピースが一気にカチカチっとハマった、クライマックスのような年だったという印象」→確かに。一方で今が劇場アニメ全体のクライマックスだとすると、今年以降が少し微妙になる感じもします。企画されている作品的には、去年の方が優れていた印象ですし。

【数土直志の「月刊アニメビジネス」】映画・配信が大活況、2022年アニメ業界10大ニュース

2022年もいよいよ年の暮れとなったが、今年も毎年恒例のアニメビジネス10大ニュースを挙げてみた。

【2022年アニメビジネス10大ニュース】
1、配信会社の大乱戦/ディズニープラス・Amazon Prime Videoの攻勢
2、アニメ劇場興行収入が過去最高/「ONE PIECE FILM RED」大ヒット
3、東映アニメへの不正アクセスで制作中断
4、テレビ局・映画会社のアニメ事業強化
5、NFT/メタバースへの関心
6、米国2大アニメ会社のクランチロールとファニメーションが経営統合
7、ドラゴンボール 北米週末興行1位
8、ジブリパークオープン・宮崎駿新作公開日発表
9、バンダイナムコフィルムワークスの再編
10、マンガ躍進/世界でマンガ売上げ急伸

この中だと1番目にある「配信会社の大乱戦」が、アニメ産業的に影響はでかそうですね。今年はまだ大丈夫かもしれません。でも、来年以降は「大乱戦」の結果が出る頃でしょう。大きな動きがあってもおかしくありません。

事件と作品で振り返る2022年 東映アニメーションの大躍進

明暗ともに東映アニメーションの年だった。
暗の部分を挙げれば、サイバー攻撃を受け、社内システムが使えなくなり、TV4作品が2ヶ月にわたって新作放映休止を強いられ、劇場作品も公開延期に追い込まれた。一方の明は、『ONE PIECE FILM RED』が、それまでの東映配給作品の記録を塗り替える歴史的な大ヒットに。

東映アニメは売上/利益的にも、ぶっちぎりの存在です。他のアニメ制作会社を圧倒しています。創業以来、海外展開にも力を入れてきたこともあり、会社としての足腰が違いますね。

去年のアニメ産業市場規模 過去最高に コロナ禍前2019年上回る

去年、2021年のアニメ産業の市場規模は、動画配信の利用拡大や海外展開、それに関連商品の売り上げなどを背景に、コロナ禍前の2019年を上回り、過去最高となりました。

年末になり、ようやくNHKでもアニメ産業レポートがニュースになりました。増田さんも指摘されていますが、アニメ産業の見通しは、晴れのち曇りという感じです。

アニメ『邪神ちゃん』は“弱者”の戦略で生き残ってきた。メジャー作品と一味違う「ズラし」の極意【宣伝Pインタビュー・前編】

『SPY×FAMILY』『機動戦士ガンダム 水星の魔女』『チェンソーマン』『ぼっち・ざ・ろっく!』など、2022年も数々のアニメーション作品が話題となりましたが、今年のアニメ業界を振り返る上で欠かせない作品の一つが『邪神ちゃんドロップキック』シリーズ(以下、邪神ちゃん)です。

「差異化こそが宣伝の全てである」とは金言ですね。邪神ちゃんは、更に「弱さ」が加わって、ここが強みにもなっています。傍から見ていると、応援したくなる気持ちもわかります。

※インタビュー後編


“一番の人気キャラではない158cmの像”が埼玉で完成…なぜ今も「15年前の深夜アニメ」で“日本初”の町おこしが生まれているのか?

人気アニメ「らき☆すた」に登場する主要キャラクターの一人・柊つかさの像が、12月18日に埼玉県久喜市の鷲宮郵便局にお披露目されました。

『訪れる人たちの中には、「らき☆すた」好きが高じて、地元の祭りの実行委員会に参加し、アニメとは関係のない町のイベントを手伝う人もいて、彼らの存在は地元でも一目置かれています』→なかなかここまでの関係性は作れないと思います。だからこそ、鷲宮は稀有な聖地になったのでしょう。

「異世界おじさん」最終話が放送延期 中国の新型コロナ感染急拡大の影響で

12月29日に放送・配信予定だった「異世界おじさん」13話(最終話)が、延期となることが発表された。各局では12話が再放送される。

中国のゼロコロナ政策の解除がアニメ業界にも影響を与えていますアニメ業界は、コロナを乗り越えた感もありましたが、今年も引きずりそうな感じもしています。『異世界おじさん』は前もコロナで放送中止→再仕切りにもなってしますしね。

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