不登校(大切な休息)Vol.2
大切な心と身体の休息期間
不登校と言ってもお子さん1人1人の形があります。
コーダのポコは、頑張って耐えて耐えてその結果、中学校に行けなくなりました。
二次障害です。
親に出来ることは、本人の安心できる居場所(家)と進学先の確保です。
今回は不登校期間中の本人の生活と成長について書きたいと思います。
昼夜逆転とネット依存
苦しくて辛い体験から学校に行けなくなると、夜眠れなくなり睡眠サイクルが崩れます。
高校生になると反抗期に入り、スクリーンタイムは解除。フィルタリングは年齢に応じて掛けていても、ネット無制限の生活に入りました。
発達障害や不登校の専門書には、"家庭のルールを作りましょう"と書いてありますが、反抗期で心も身体も弱っている時にルールは通用しなくなりました。いつの日か変化が訪れる日を信じて朝眠り夜起きる生活が続きました。
耳の聞こえない私とコーダのコミュニケーション不全
猛烈な反抗期で食事も一緒に食べなくなった娘とは同じ家にいながら顔を合わせない日もありました。
無理に話しかけると、つたない指文字と顔を逸らして話すので、何を言っているのか分からない。
無駄なケンカが増えました。
会話のすれ違いを避けるのに、同じ家でLINEで話しをするようにしました。
娘は夜何をしていたか
コーダのポコはMinecraft(マインクラフト)が好きで、作品を制作してYouTuberになって実況中継し仲間を作りました。
流行りに乗ってゲーム実況や"歌ってみた"の発表などの活動を始めました。
苦手な漢字がスラスラかける
ある日、娘が「あれ?漢字苦手なのにずっとYouTubeの編集してたらがかなり書けるよ!」
五月雨登校中の高校に出すレポート、苦手な漢字や文章が上手く書けるようになっていました。
信頼できるネッ友との出会い
顔の見えないネットの世界はリスクがいっぱいです。
もともと慎重な娘はネット内での様々な人との交流で良い出会いもあり、リア友が数人できました。
春休みには親同士がメールで挨拶を交わして新幹線に乗ってお家に泊まりに行きました。
信頼できる第三者のサポート
不登校は、親だけでは限界がきます。
信頼できる大人の助けや、近い年齢の友人が支えになりました。
・スクールカウンセラー
学校には相変わらず行き渋りが続いていますが、スクールカウンセラーなくして今の娘はありません。たくさんの不登校生に寄り添った経験から、娘が心から安心して悩みを打ち明けられる存在になりました。
今まで何人ものカウンセラーに相談しましたが今のカウンセラーが1番娘との相性が良いです。
・地域の不登校支援
どの地域にも、必ず年齢に応じた支援センターが複数あると思います。
中1から中3、中3から高1、高1から現在の支援と繋がりを持っています。現在の支援は、高校から30歳まで対応している不登校支援のスタッフと定期的に面談をしています。
・柔軟な対応の学校
不登校に対して理解のある学校なので、連絡を密に取りながら卒業にむけてサポートしてもらっています。
・幼い頃からの友人やネッ友
娘が自然体で付き合える友人がいる事。
とても大切です。
3歩進んで5歩下がる、そして1歩1歩
良くなってきたなー!と喜んでも、ガタガタと崩れる事は数えきれないほどありました。
それでも、顔色も良く1日3食しっかり食べて、休んでいた頃のレポートに取り組む。
スモールステップで、時間をかけて自分と向き合い、自分を知っていく。
これからも、ゆっくりゆっくりです。
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