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再生医療にリハビリテーションは必須で,その発展のためにはセラピストの力が鍵

再生医療と聞くと,人間の受精卵(胚)から培養してつくられる「ES細胞」や,京都大学の山中伸弥教授らの研究グループが作成した「iPS細胞」が浮かびますね.
再生医療は細胞を用いて行う利用行為全般のことを指し,機能が損なわれた組織・臓器に必要な細胞を補う医療のことを意味します.表皮の細胞治療や自家培養軟骨細胞移植術,行けるも含まれます.日本国内では 2013年より保険適応となり2014年に医薬品医療機器等法ならびに再生医療等の安全性の確保等に関する法律が施行されたことをきっかけに,研究,臨床応用のスピードが加速しています.
多くの研究において,細胞を移植するだけでは十分に機能的な組織・臓器を再生させることが難しいことが報告されており,この再生医療分野におけるリハビリテーションの可能性に注目されています.

整形外科分野における再生医療の例

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