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【日記】2021/2/27 "飛びたい方に もう一度僕は走り出す"

2月が終わってしまう前にどうしても更新しておきたかった。昨日、Twitterを見ていて、思い出したことがある。

これは、4年前、私が文章を書き始めたきっかけのことを振り返って書いたエッセイ(のようなもの)。

2014年の2月、NICO Touches the Wallsが東京・原宿にあるギャラリーを一カ月間貸し切り開催した篭城型ライブ「カベニミミ」に参加した私は、ライブを観終えた帰り道に突然「好きなことをやるんだ!」と心に誓い、勢いまかせで好きなバンドの分析やライブレポートなどを書き始めました。

経験としては、学生時代に毎日のように日記を書いていたぐらいで、高校生の頃に課題で提出した小論文が先生に褒められ、授業中に匿名で読まれたことが一度だけあった。また音楽の知識なんてないに等しい状態から始めたのですが、たまたま性に合っていたのか、書き始めてから数カ月後、学生時代からの夢であった某音楽雑誌の公募に入選、そして掲載されました。

文章を書き始める前の私は、とにかく自分に自信がない娘だったので、自分の気持ちや意見を人に伝えることが苦手で、勘違いされることが多かった。しかも、当時はメンタルの不調を患い、諸々ボロボロだったのですが、それでも、好きなバンドを信じ、前へ前へと進み続けたら、自力で新しい世界のドアをパーンと開けてしまいました。

あれから7年が経った今も、「やはりバンドってすごい存在だよな」と私は思っています。だって、彼らの作る曲やライブがきっかけで、それを見聞きした人の人生観や価値観があっさり変わってしまうのだから。

キャパ150人程度の小箱で、前後にいるお客さんにぎゅうぎゅうに押されながら、しかも手を伸ばせば届きそうな距離にメンバーがいる状態で必死にライブを観ていた客の一人には、こんな奇跡が起きていた。バンドは解散しちゃったけれど、私の彼らへの感謝の想いだけは、いつまでも消えることはありません。

最近は仕事が忙しすぎて、夢を追いかけていた頃の私がいた世界とは、全く別の世界を生きている。でも、NICO Touches the Wallsの「image training」を聴くと、自分のなかにある《変わらないもの》を確かめることができています。


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