見出し画像

壊れないと言い切れないものはほんものな気がするんだ


壊れないと言い切れないものは
ほんものな気がするんだ
いくら貶されても怒らない
ずっと笑っているあなたを見て
わたしはまた救われたんだよ
もらえなかったではなくて
受け取れてなかったというあなたを
わたしはまた好きになるんだ
どうやって逃げればいいのかわからなかったから
わけもわからず掘り続けて居場所を作った
あなたはそれを傷跡と呼んでいたっけ
あなたは深くて仄暗い傷跡から見えた光だった



出会うべくして出会うひとというのは本当にいると思う
『変わっていく』中で扉を造って、進んでこれたのはこのためだったんだ!と思う瞬間がいくつもあるからだ
その度に過去に感謝する、その度に後悔なんてないのだと知る
きれい、かわいい、かっこいい、ダサい、汚い、
細い、太い、大きい、小さい、広い、狭い、
好きも、嫌いも、だいすきも、だいきらいも
『すべてその人の価値観の中でしかない』
ということを忘れそうになる
『自分と同じ人間なんていない』
ということを忘れそうになる
だいすきなもので繋がれたのか、だいきらいなもので繋がれたのか、
繋がれない寂しさや、否定される悲しみ、結ばれる喜び、受け入れられる安心を『知っている』人たちがなぜ争うのだろうか?
自分と同じじゃないもの、理解できないものを『排除したくなる』その衝動はどこから来ているのだろう?
心をほどいて、言葉を掘り下げていって、削って、残った言葉
それでもその言葉があなたにとってはただの塵でしかないことを知ってしまうときの無力感
自分の中の『正義』というものがないわけじゃないけど、あなたと対立してしまうのならば、それを押し付けるよりも争わないことの方がわたしの正義のようなもので
衝動をほどけるような、ひとでありたいと思う
感情的になるのは苦手だ
どこまでも押さえ込めてしまう
だからその『衝動』に惹かれるのかもしれない
あなたをそこまでさせるそれは何?
熱狂、狂気、夢中になるもの
そうやって興味が出てきた最近を嬉しく思うし、安堵する



本当にどうしようもない、虚無感を久々に感じた
懐かしいなあ、この感じ
冷静な自分がいる中で、もうすぐ女の子の日かなあとか、低気圧、花粉とか空気が悪いせいかなあとか
外に出せるようになった
自分の不調に気づけるようになった
何も見えないと思うのは
これ以上何も見たくないからだった


ここから先は

320字
裸足が好きです

白よりの藍

¥500 / 月

日記のような、詩のような、形のない言葉たちを自由に描いてます

世界でたった一人の自分で在り続けること 頂いたサポートは創作活動への励みにさせて頂きます。見て下さりありがとうございます。