愛は測れない

どんなに貰っていたとしても
欲しいのなら、そうなんだよ
どんなに欠けていたとしても
感じたのなら、そうなんだよ

愛は測れない
あなたの瞳を見ればわかるもの
何も私たちを繋ぐものはない
だから私たちは誓いを立てる
誰にも切れない二人だけの糸
切れないと分かれば手放してしまう
そんな脆い糸を重ねている
手に入れることが苦手な私にとっては
丁度いいのかもしれません
わたしの知らない世界にあなたはいます
ねえ、どうして未来ばかり
気にしてるんだろうね
あなたにはもう出来るだけ
傷ついて欲しくないんだよ
少ない言葉で繋がっていた
そうやってあなたを
信じることができた
もしどこかで私じゃない人を
見つめる瞳があったとしても
そこにあったのは愛
それだけはわかるよ
離れていることが愛
どうしても言葉を美化してしまうときがある
その箱に収まるように
わたしは、あなたとわたしたちになると
不器用になるの
本当はね、
あなたを壊さないようにと
慎重になってるふりをして
わたしに、触れないで
そう心の奥底に秘めながら
あなたへ言葉を贈っているの
私から溢れる弱音は
どんな音なのかな
あなたにどんな風に響くでしょうか
静寂を染めたい
ねえ、覚えてる？
あなたとわたし
触れた指先から生まれた
わたしたちの色を
この胸の高鳴りの音は
どこへわたしを連れて行ってくれるのだろう
そんなことを本当に思ったんだよ
隠してきたもの
わたしの全てを見て欲しい
そう思えたのは初めてだった
少しずつ進めばいい
温かい木漏れ日のような人
そっとわたしを包んでくれた
やさしいきもちを知ってるよ
あなたの温もりの中で眠りについた
やさしいきもちは消えないよ

Coco

#エッセイ #コラム