伝わらずに、泣いてきた人へ

伝わらずに、泣いてきた人へ
あなたの想いは伝わるまで伝えてください
できるだけでいいです
どんなにちっぽけな声でも
小さくて聞こえないとしても
積み重ねて、どうか、あきらめないでください

自分のことや何かに感動したとき、とてつもなく悲しいとき、目の前の情景の素晴らしささえ伝わらない
だけど声が枯れるまで叫んだのだろうか
伝わるまで、どんな形だとしても

声を届けたい意志は思っているよりも
もっともっと深く力強く
やさしいものばかりなのに
あなたの声が聞きたい

伝わらずに、泣いてきた人へ
あなたの想いは伝わるまで伝えていいんです
できるだけ、無理のないように
どんなにちっぽけな声でも
小さくて聞こえないとしても
積み重ねて、どうか、あきらめないでください
あきらめなくていいんです

誰も私をジャッジできない
私もあなたの全てを知ることはできない
だから求め合って、傷つけ合って
抱き合うんだろう、寂しいね
愛おしいね
僕らは彷徨いつづける
いつまでも
結局説教するのなんて簡単なこと
言いたいことで殴り続ければいい
言葉など意味がなかった
誰にも伝わらないのなら
伝える必要ないじゃない
ものさしで測れるものなんてここにはないよ
あなたは愛される存在
探しているだけじゃ見つからない
感じられたときそれは聞こえてくる
荒れ狂う波のように、感情を放ってみたい
なにに、怒っているの？
なにがあなたをそうさせるのだろう
あなたは逃げたくないというけど
私はそこに立ち止まりたくなかったんだ
ただそれだけのこと
それだけのことなんだよ