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ドはドにしか聞こえない絶対音感を持ってたらこんなに頭こんがらがらないのに



落ちていく
そこに入り込んでいく
馴染ませていく
一点に集まった
意識を身体から離していく
ピアノの音が鮮明になる
一音がいくつもの
情景となって響く
ドはドにしか聞こえない
絶対音感を持ってたら
こんなに頭こんがらがらないのに
でも、
私にしか見えない世界は
そこから生まれてるんでしょう?


心の奥底で何を求めている?
なんだかハッとした
『そなたのとてつもなく欲する欲望を言ってみよ』
この心の奥底に名前はない
掴もうとしても掴めない
映像として流れ込むだけ
そこに映る色や人は
暖かくて、ほんのりと生きている



どんどんと落ちていって這い上がれない感覚が突然きた。最近なかったのになあ。
女の子特有のものでしょうきっと、そう言い聞かせて。
どうしようもないよね。
どんなに頑張ってもイライラが抑えられなくて、物に当たることを想像して、暴言を吐くことを想像して、とにかく爆発をイメージしながら、どうにかしてこの禍々しいものを逃がそうとするけど上手くいかない。爆弾は全然優しくない。
小さな一言にずっと引きずられて、普段は何ともないはずなのに傷口にずっと沁みるんだよなあ。
そしてまた人を傷つけてしまう自分に苛立って。
この爆弾を抱えながら、普段と同じ顔をしてる何ともないような自分にも苛立って。
溜息。
まさに溜息をしながら、深呼吸をしながら、鏡を見た。自分の顔が歪んでいるように見える。誰だろう、この汚い奴は。
必要がないものは、避けていきたい。捨てていたい。気になんかしたくない。

優劣なんかよりも
目の前にある優しさに気づいて
誰かの吐きだした言葉に
飲み込まれないで
あなたはここにいるよ
わたしもここにいるよ


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281字
裸足が好きです

白よりの藍

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