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白よりの藍

日記のような、詩のような、形のない言葉たちを自由に描いてます
裸足が好きです
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2023年2月の記事一覧

藍に満ちた空

そうだ、求めていたのはこれだったんだと筆を走らせるけど その瞬間に止まってしまう 走りながら止まってるなんておかしいと思う 私もそう思う 何を欲しがっているのかもわからない みんなそんなものでしょと言われるごとに何かがざらりとして擦り減る 自分だけは特別? これはただの自己顕示欲なのだと、毎回そんな浅はかさに落胆してるのは内緒にしてる 在るということは、そんな難しいことじゃない そのまま何もしなくていいことは、そんな難しいことじゃない なんで?どうして? 言葉を出さなきゃと思

いつのまにかできた深い溝にほんの温もりが染み込むの

ひとは皆愛されたいんだって 目を合わせないまま抱きしめてくるのはなぜ? いつのまにかできた深い溝に ほんの温もりが染み込むの しがみついているように見えるだろうね それでもいいんだ わたしそんなきれいじゃないよ 突然走り出すあなたの背中をいつも見ていた なぜわたしたちは傷つけ合わないとわからないの? 離れていても、そばにいられなくても 一歩すすむだけなのにこんなにも難しいのは、なぜ? いつのころか、踏み付けにされた ぼろぼろになった言葉たちを 拾って来てくれたんだね、 ありが

埋まることのなかった空っぽの空にあなたを重ねて

見たくなくなった世界にはもう、行かなくていいよ

不安に押しつぶされそうだった 突然の花束に驚いてしまった どんな顔をしてればいい? なみだが止まらなくなって どうしようもない、こんなぐちゃぐちゃな感情を早く捨てたかった 『吐き出せばいいじゃん』 したくてもできないの、どうすればいいのかわからないの 言葉を溢すほど、また傷つくのがわかるから 『やっぱり辞めた』が多くなった わからないをわからないままにするな どこからあなたに伝えていいのかわからなくて、何を伝えたいのかわからなくなって、何がわからないのかもわからなくなって口を