短歌 卒業 十首 30 笹塚 心琴 2018年3月15日 18:22 へたくそな口笛だって構わない 今はひたすら声がききたい 桜色の袴が似合う人でした ほんとに淡く散ってしまった 嫌いとは愛の同義語 三月の空になびかぬ切りすぎた髪 アイシャドウなんてつけない 嘘のない瞳で君を見ていたいから ツーアウト満塁みたいな恋をした 次の一手が決定打なの 居残ったざわめきがまた暴れ出し蕾のきみをこじ開けてゆく 萌芽とは青年の春に訪れる葛藤の蔦を断ち切るカード 羊たちのさえずりを聞く卒業式 悲鳴が礼賛される儀式 もう自由つまりあなたはもう孤独それが嫌なら求めてみせよ ようやっとあたしあなたを卒業し古い日付けの手帳を捨てた #短歌 #note短歌部 #文縁の友 ダウンロード copy #短歌 #note短歌部 #文縁の友 30 記事をお読みくださり、ありがとうございます!もしサポートいただけましたら、今後の創作のための取材費や、美味しいコーヒータイムの資金にいたします(*‘ω‘ *) サポート