短歌　ソーダ水　十首

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土曜日は海を見に行く大丈夫大丈夫って波が鳴くから

2
好きなひとのいちばん嫌なところまで好きになるってありなんですか

3
更新が止まったサイトで何年も明滅をする「新着！」の文字

4
ソーダ水に指を埋めれば（そんなこと）恋によく似た痛みを喰らう

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思い出は順次美化され出荷され明日午前着指定で届く

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覚えたての呪文で空を飛んでます着地のほうは未修得です

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ザリガニにムーンウォークをさせていた隣の席の僕のマドンナ

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チョコレート一口分けてくれたよね　夏が近づくのが怖かった

9
チョコレートまだ恋人と呼べない距離でちょうどいい朝

10
チョコレート溶かしあっては照れあって愛を愛って呼べないでいる