短歌 習作05 十首
「私たち友達だよね?」違わないけど「まだ」をつけなければだめよ
花柄のワンピにマグにサンダルに黒のインキで×をつけてく
繰り返す日々が嫌だと言うけれど一体何を繰り返したの
大切なことだから二度言いました 君が好きです これで三度目
君の胸が膨らんだなら秋になる 実りがあれば狩る者がいる
雨の夜にデートしようよ僕らには傘が必要不可欠だから
「飛べます」と「飛びます」はだいぶ違うけど なにはなくとも小池は飛んだ
気まぐれで殺した蚊はAB型だった 惜しいことをした気がする夜だ
発電機は傘を食べます 丸呑みし愛になります 全部嘘です
もし僕が震えていても放置する素養を身につけるべきだ かもめ
よくぞここまで辿りついてくれた。嬉しいです。