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短歌 アドレッセンス 十首

頭からトマトスープに突っ込んで溶けたあなたの味が好みよ

あやとりの得意な人は手をあげて そこに神経を通しますね

危険だと早く逃げてと叫ぶ君のシルエットがもう笑ってる

なにもかも芽吹き始めたせいにして思う存分浸っていいの

走り出す理由があると泣く意味がなくなることに気づいてるかい

教科書に載せられなかった現実を書き加えたら楽譜になった

永遠は一瞬の中にだけ在る 奇跡が日々に埋もれるように

シエスタは小さな死への接近だ それならあたし絶対幸せ

call my name!受話器の向こう側は天国に間違いないでしょ

遺書の下書きをクラウドで共有可能な時代だから書く

#短歌 #note短歌部 #文縁の友

よくぞここまで辿りついてくれた。嬉しいです。