短歌 風邪 十首
熱を出し寝込む私のことよりもお粥の塩味を気にする君
こころにも時計がかけてあるらしく寂しくなるとハトが飛び出す
いつだって一緒にいたいという君の願いを引き裂く特急列車
眼に映る世界は美しいほど恐ろしくあるのだろうか 信じたくない
君が爪を噛むから冬がきてしまう問答無用で悲しくなれる
BGMならマンボかボッサでお願い さよならくらいリズムに乗って
日々のことを綴っただけのブログです あのレシピなど載せていません
友達はいないと言い切る君の張る意地がただ虚しくて僕はともだち
真っ直ぐに正直に生きたつもりでも振り返ったならヘビもびっくり
幻に踊った日々も懐かしく指折れないだけ冬が来ました
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