短歌 習作 十首
さよならを置き去りにした二人して永遠求めツツジを啜る
幼な子の黒目に問うてみるがいい ちゃんねるを見る背中はどうか
やわ肌についた傷ごとよろしくね あなたの爪が弾く思い出
省みることのできない阿呆烏 正義の皮を被った行列
今日未明行方不明になりました 確かに君を好いていたのに
イヤホンを分けあう部屋の片隅でおどけほつれてひとつの影に
嫌味など上手くなっても意味がない 生きる旨味は猫が知ってる
歌声で愛を仕立てる人がいる この世はまだきっと大丈夫だと
トンカツのカロリーを知る瞬間は告白前にとても似ている
もしかして花が咲くのは君のせい 私の気持ちに水を与えた
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