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短歌 六本木 十首

ビル群に埋もれて泳ぐ僕たちの明日は西陽に溶けて消える

この街に拒絶されても大丈夫 帰る家なら西にあるから

君を待つ日々にかじかむつま先のペディキュアはまだ夏を見ている

検体の呼吸を聞いたことがあり私の一部だったと叫ぶ

六本木ヒルズを歩くだけなのに自分に嘘をついてるみたい

知りません 知りませんったら知りません ホントに何も知らないんです

ハンバーガーってワンコインで食べれると信じ切ってた1,300円

マジですか 財布に諭吉がいないってそんなに変なコトでしょうか

自家発電みたいなもので食べただけ電波を発する歌があります

真夜中に駆け出したって構わない ネオンサインが許してくれる

#短歌 #note短歌部 #文縁の友

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