Photo by ikaojo 短歌 M 十首 37 笹塚 心琴 2021年11月21日 17:42 1一滴の染みを気にする君なのに今宵笑って雨に打たれて2ボージョレを飲み下すのど動くたびグラスを割って溺れたくなる3許されるために上書きをしてゆく記憶(ずるいだけだよ)4塩味を涙の味と言い換えて感動的なポテチ発売5Mの字のくるくる笑う街角のどこにでもあるふたりの夕餉6点滅をやめないイルミネーションは時限じかけのみふゆの呼吸7帰り道渋滞が解けないようにどこかだれかの事故を願った8またMの字が現れてこの街もあの街ももう支配している9キスのあとごめんと言うなときめきを謝罪対象にしてくれるな10本気なら本気で返す体温も迷いも意地もその左手も ダウンロード copy #短歌 #現代短歌 #note短歌部 37 記事をお読みくださり、ありがとうございます!もしサポートいただけましたら、今後の創作のための取材費や、美味しいコーヒータイムの資金にいたします(*‘ω‘ *) 記事をサポート