見出し画像

不況に強いビジネスを創るシンプル会計思考


現在、コロナ禍に続き物価高、エネルギー高騰で厳しい経営環境が続いていますが、こういう逆境の時こそ、強い経営を作るチャンスです!

当たり前のことですが、いくら売上げを上げても利益が出ていなければ、事業は続けていけません。

でも、この当たり前のことをすっかり忘れてしまってるのでは?と思ってしまうような経営をされてる方が沢山いるのも事実です。

会計の基本のキで、利益は売上から経費を引いたもの。

そしてその経費は「変動費」と「固定費」に分けられます。

例えばケーキ屋さんであれば、クリスマスはかき入れ時で、いつもより多くのケーキを作ったり予約販売していますが、そうなると原材料の仕入れや人件費も上がります。

こうした一時的に変化する経費が変動費で、逆にイベントや状況に関係なく、ずっと一定額かかり続けるものが固定費です。

家賃や資機材のリース料などが固定費に当てはまりますが、不況などで経営環境が厳しくなった時に、重い負担となるのが、この固定費です。

例えば上記例のケーキ屋さんで言えば、外的要因によって売り上げが大きく落ち込み、それがしばらく続きそうだと判断すれば原材料の仕入れ量を減らしたりすることは出来ますが、店舗の賃料や資機材のリース料などはおいそれとは変えれません。

だからこそ、この経費をしっかりと見直して、どこかに無駄がないかを精査し固定費を抑えておくことが、安定して経営を続けていくためにすごく重要になってきます。

例えば、個人事業主であれば確定申告などは税理士さん依頼するのではなく、クラウド会計ソフトを導入すれば個人でもできますので、それだと年間費用1万円ほどで済みます。

ただ、この場合は会計や税務に関してある程度は勉強しなければいけませんが、それは経営者にとってはすごく重要なものになるので、その労力を払って勉強する価値は十二分にあります。

またホームページの制作・更新・運用もweb制作会社に丸投げするのではなく、自分で作れるHP制作ツールを使えば、誰にでも簡単にサイトは作れますし、また独自ドメインやアクセス解析、SEO対策を活用する場合は有料版で年間1万円~で作成・更新・運用ができます。

また事務所なども、今の時代であれば一等地のオフィスを借りなくても、オンラインシステムをフル稼働すれば郊外の安いところで十分です。

このように新しいサービスやツールを精査して随時取り入れていくことで、固定費の見直しはできるものです。

そして、この会計思考は大きなビジネスチャンスがやって来た時にも、長期的に重要なカギとなります。

私は自分が経営を始めてから企業の倒産・破産整理などの情報に敏感になり、そうしたニュースを目にする度に情報を精査してるのですが、潰れる経営で多くにある共通点が、冷静さを失った拡大路線です。

そのビジネスの一過性のブームに乗っかって、店舗や工場、オフィスなどを拡大新設するなどして借り入れが増加し、ブームが去ったり外的要因(コロナ禍など)によって売り上げが落ち込み、資金繰りが悪化して破綻というケースが山ほどあります。

ブームというものは必ず飽きられて落ちていくもので、そうしたことも踏まえた冷静な市場予測をもとに、会計思考をベースとした投資や戦略的ビジネス展開をしていれば、一時的な落ち込みはあっても破綻まで追い込まれることは少なくなるはずです。

現在のように不況で先行きが見通せない時だからこそ、会計思考を頭に叩き込み、固定費を中心とした経費等を見直し、売上が上がりにくい状況でも、利益を出していく仕組みを作っておくことで、潰れない経営を目指すことができます。

例えるなら、経営はゴールのないマラソンのようなものだと思うんですね。

流行りすたりに惑わされず、自分の能力を信じながら自分に合ったペースを守り続けて、長く険しい道のりを確実に乗り越えていき、その乗り越えた過程が結果として表れていく。

経営者というのは、つい夢見がちで希望に溢れた未来像ばかりを自分の中に描いて、足元が疎かになりがちなところがあるものです。

これは私自身も決して例外ではなく、そうした欲やエゴに自分自身が乗っ取られてしまわないように自分を客観視するように心掛けています。

まだまだ先行きが不透明は今だからこそ、希望を持ちながらも冷静な判断力を持って、会計思考で潰れない経営を目指していきましょう。

ココソラ経営コンサルティングでは、あなたのビジネスを強化して飛躍させていくサポートをしています。



ココソラ経営コンサルティング 代表 吉川正三

リットリンク
https://lit.link/cocosoraconsulting

オフィシャルサイト
https://cocosora-consulting.jimdosite.com/


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?