
ドモク堂 朝倉康登 | 木工 | 鳥取県東伯郡湯梨浜町
朝倉康登 アサクラヤスノリ
2010年、自らの手で作るモノ作りに魅せられ
2014年から本格的な木のモノを製作をしています。
木材は鳥取県産にこだわり、科学塗料は使用せず、釘もなるべく使わないなど、誰が使っても気持ちのよいモノづくりを目指しています。食器の引き出しをあけたとき、たくさんある食器の中から自然と手に取って使っている、そんな、気取らない普段使いをして欲しいと思います。

地元、鳥取県の県産材(広葉樹)の本桜を主に手鉋(てがんな)や鑿(の
み)などで家具からカトラリーなど多種に渡り制作しています。工房は鳥取県の中部にある湯梨浜町に位置し、町名は温泉の湧き出る土地と日本海が望める場所、町の産品、鳥取を代表する二十世紀梨が栽培されていることから " 湯梨浜 (ゆりはま)" という名前がつけられています。
山陰は四季がはっきりしていて冬は積雪し、製品になる桜材はゆっくりと育まれ、硬く年輪もぎゅっと詰まっているので手加工では苦労が絶えませんが堅牢で綺麗な作品へと変化していきます。


丸太を製材して室外で1年乾燥させた後に製品のイメージをして、木取りし、室内で3年から5年乾燥させた後、木材を荒取りし、シーズニングを終えた後に鑿(のみ)と鉋(かんな)でイメージされた形に削り出していきます。
シーズニングとは
荒取りされた材料を室内でゆっくり乾燥させた後に最終的に必要な形状(今回の場合は脚部の仕上がり寸法)よりも少し大きめの状態で1週間程度寝かせておくことで、加工場の環境に材がなじみ、材の中にたまった歪みを出し切る期間として設けます。
また材料が若い木だと歪みや反りが大きく扱いにくい面があります、成長した材料であれば歪みや反りが少なく安定した材へとなり、家具になった場合、長年の使用にも耐えうるようになります。





スツールの座面部分は荒取りされた5cmの厚みの角板(幅40cm x 奥行24cm)から舟形のように削り出していきます。
天板面は鑿の跡が残るように朝倉さんの証となる彫り面が残っています。

塗装は胡桃オイルを拭き込んで仕上げておりますのでしっとりとした艶感があり桜の美しい木目が引き立ちます。

長年の使用によるメンテンス依頼やオイル・漆の塗り直し依頼は有償にはなりますがいつでも対応いたします。山陰の地でゆっくりと成長を重ねた木を家具や調度品にするということは、使い手の方に愛され続ける事、メンテンスを施してでも使い続けたいという製品作りを目指していきます。山陰の森で過ごした年月よりも長く使い込んでいただけるよう技術を高め、見識を深めることを作り手も当店も努力していきます。
ご要望の家具やオリジナルオーダー品など随時受付しておりますので気兼ねなくお問い合わせください。
|お問い合わせ先|
COCOROSTORE
〒682-0821 鳥取県倉吉市魚町2516
0858-22-3526
HP:https://cocorostore.jp
当店取扱い商品:ドモク堂 朝倉康登
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