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2022年5月13日

今日のココイチ(ココルームの一枚)
釜ヶ崎芸術大学の現場はたくさんの人たちの関わりで開き続けることができている。
インターンの存在はとても大きく、現場にフレッシュな風を吹き込み、釜芸の魅力を増してくれる。
現在釜芸に滞在しながらインターンをしてくれているダイチくんは、4月に1ヶ月間のインターンシップを行い、ゴールデンウィーク明けに釜芸に戻ってきてくれた。
朝から大きなボールいっぱいにポテサラを作ってみんなに振る舞ってくれたり(無性にポテサラが食べたかったらしい)、朝からずっとキッチンでピロシキを作ってみんなに振る舞ってくれたり(無性にピロシキが食べたかったらしい)、マイペースに釜芸でのインターンを楽しんでくれているよう。
今日は朝の掃除の時間に、大きな花瓶に生ける草花を探しに庭へと出ていったダイチくん。
戻ってきた手にはなんともリアクションの取りにくい見栄えの大きな葉っぱが2枚。
「それって、、落ち葉?」
そんな言葉を飲み込んで見守るボクたちを尻目に、自信満々で花瓶に向かうダイチくん。
葉っぱを花瓶に生けると、輪をかけてなんともリアクションの取りにくい見栄えに。
さすがに本人もその出来栄えに納得がいかなかったようで、再度庭へと消えていった。
キッチン周りの掃除をしていたボクたちの前に再び現れたダイチくんの手には、太くて大きな茎のフェンネル(葉っぱが一向に香らないのでフェンネルみたいな何か、とボクたちは呼んでいた)。
「でかーっ!」
驚きの声を上げるボクたちの前で、ゆっくりと花瓶にフェンネルを入れていく。
巨大なフェンネルは大きな花瓶とのバランスが良く、なんだか北欧のデザインのようにスマートにキマった。
「おー、いいねー!」
みんなで感動していると、「やっぱりこれも一緒に入れとこうかな」とさっきのリアクションが取りにくい葉っぱ2枚をそっと花瓶に差し込もうとするダイチくん。
その場にいたみんなに止められていた。
写真はひと仕事終えてリラックスするダイチくん。
暮らすように働く釜芸の現場で、のびのび活躍中です。
(撮った人:テンギョー)

現在、ココルームはピンチに直面しています。ゲストハウスとカフェのふりをして、であいと表現の場を開いてきましたが、活動の経営基盤の宿泊業はほぼキャンセル。カフェのお客さんもぐんと減って95%の減収です。こえとことばとこころの部屋を開きつづけたい。お気持ち、サポートをお願いしています