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ココカリ心理学コラム

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心理屋としての考え、私見も混じります。自分自身の整理と、人々のメンタルヘルス保全のために。/心理学/臨床心理学/臨床心理士/公認心理師/産業カウンセラー/キャリアコンサルタント/…
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#心理

『「繊細さん」の本』はHSPというより発達障害全般や刺激敏感型の特性症状対処本とし…

結論、とてもよい本でした。発達障害の特性をお持ちの方や、生きづらさを感じている方が、日常…

インナーチャイルド癒しのワークを作成した|ココカリ心理学コラム

心理臨床において個人的に苦手な領域が3つある。未成年の臨床、境界性パーソナリティの対応、…

年初の念書|ココカリ心理学コラム

一年の計は元旦にあり、ということで、今年の目標を考えました。あけましておめでとうございま…

親や伴侶の介護に困惑する家族〜認知症カフェで家族会を実施した話|ココカリ心理学コ…

勤務する認知症疾患医療センターでは、月イチのペースで認知症カフェを運営しています。今期は…

中和できない夜のカウンセリングは危険|ココカリ心理学コラム

独立開業するオンライン心理カウンセリングの時間枠を考えている。 最初は最終枠を20時で設け…

営利を背負った心理カウンセリングは機能するのか|ココカリ心理学コラム

オンライン心理カウンセリングで独立開業することにした。現在サービスの詳細を詰めている。前…

心理カウンセリングの失敗から何を学ぶか|ココカリ心理学コラム

岩壁茂著「心理療法・失敗例の臨床研究 [改訂増補] その予防と治療関係の立て直し方」は名書であった。心理カウンセリングの失敗について、こんなにも学術的に論じれるものなのか。私が実践してきた臨床を重ねて読むことで、疑似体験ではあるものの、スーパーヴィジョンを受けた読了感であった。 何をもって失敗とするか。私は「クライエントの困難を悪化させ、それを閉じれなかった時」が失敗だと考える。一時的な悪化はよくあるが緩和に向かう必要性があれば失敗ではないし、溢れてパニック状態になっても収